マスターカードが初のNFTを制作。名将・モウリーニョと共同で
アメリカのクレジットカード会社の大手・マスターカードは、同社としては初めてとなる非代替性トークン・NFT(Non-fungible Token)を、同社のグローバルアンバサダーで、サッカー監督のジョゼ・モウリーニョ氏と共同で制作することを16日に発表しました。
ジョゼ・モウリーニョ氏は、イングランドのチェルシー、イタリアのインテル、スペインのレアル・マドリードなど数々の名チームで監督に就任し、これまでに就任したすべてのクラブチームで国内リーグ制覇を達成するなど名将して知られる人物。現在はイタリアのASローマの監督で、つい先日には指導者キャリア1000勝目を達成したことでも話題となりました。
今回発行するNFTは、デジタルサッカーボールのアニメーション動画に、ジョゼ・モウリーニョ氏のサインが施されたもので、イギリス在住のマスタカード会員1名に抽選で贈られるキャンペーンとして発行されるもの。
クレジットカード会社の大手では、同じくアメリカのVISAが先月、NFTベースのデジタルアバターの「CryptoPunk 7610」を約17000万円で購入したことも話題となりました。
またマスターカードも今月に入って、暗号資産の取引データ分析を展開しているCipherTraceを買収したことを発表したばかり。その際には暗号資産(仮想通貨)の利用を推奨するわけではないが、消費者と事業者がデジタルの資産を動かせるように準備していると述べています。今回のNFT発行で、同社をはじめ決済大手の暗号資産関係の動きがさらに活発になっていくことが予想されます。
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