ペイパル、日本のBNPL・ペイディを3000億円で買収
アメリカの電子決済サービスのPayPal(ペイパル)が、後払い決済サービスで知られる日本のスタートアップPaidy(ペイディ)を、3000億円で買収すると発表しました。
ペイディは、近年アメリカを中心に話題となっているBNPLのサービスで広く知られる会社。BNPLは、「Buy Now Pay Later」の略で、ユーザーに変わりオンラインショッピングなどで代金を立て替えて支払い、ユーザーは後日、利用料ととともに代金を支払う、後払いサービスのことです。
これまで同様のサービスといえばクレジットカードを利用した信用取引が主でしたが、BNPLはクレジットカードに対して抵抗感を持つ人や、クレジットカード自体を持つことができない人たちでも利用でき、手軽さから若年層を中心に人気が高まっています。
ペイディは、携帯電話番号とメールアドレスを入力する簡単な会員登録で利用でき、支払いはコンビニエンスストアや銀行振り込みで月単位で払えることが特徴。手軽さや、Amazonやアップルストアなどの大手ショッピンサイトでもサービス利用できることなどから、急激にユーザーを増やしています。
ペイパルの発表によると、4Qでの手続完了を予定。ペイディの創業者で、代表取締役会長をつとめるラッセル・カマー(Russell Cummer)氏、ならびに代表取締役社長兼CEOの杉江陸氏が引き続き経営に当たり、ブランドを維持したまま運営されるとのこと。
Googleが決済・送金サービスのpring(プリン)を買収するなど、アメリカの企業が国内Fフィンテックを買収して日本へ参入する流れが本格化しています。ペイパルは今回の買収で、BNPLの展開をさらに加速させていくものと見られています。
投稿者プロフィール
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美容が好きな20代。貯金は美容にかけていることが多いです。
インコのザシアンと一緒に暮らしています。
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