NFTを活用したリゾート会員権プラットフォーム「neut」
NFTを活用したリゾート会員権プラットフォーム「neut(ニュート)」がリリースされました。手掛けるのはIT企業のPictors & Companyで、第1弾では伊豆の一棟貸切ホテル「PLAYLIVING IZU」のデジタル会員権を販売します。
Pictors & Companyは、「誰もが、住まいを通じて“こうありたい”を実現できる世の中を創造する」をミッションに、賃貸メディアの開発・運営、不動産賃貸仲介業、Web・モバイルアプリの制作事業を展開するIT企業です。曜日で借りるオフィスサービス「WEEK(ウィーク)」や不動産とブロックチェーンのWebメディア「Propwave(プロップウェーブ)」などを運営しています。
今回発表されたneutは、ホテルや別荘を共同保有できるデジタル会員権を探したり、買うことができるプラットホームです。会員権データはブロックチェーン上に記録されるため、保有者はNFTとして譲渡や売買ができます。
デジタル会員権の保有者には、対象施設を優先的に利用できるチケットが毎年付与されます。チケットを利用すれば祝日など予約が取りづらい日程でも優先的に宿泊したり、会員ならではの優待サービスが受けられます。
チケットはデジタル会員権の保有者だけでなく、家族や友人に譲渡または販売することで、第三者が利用することも可能です。
デジタル会員権第1弾は伊豆の一棟貸切ホテルPLAYLIVING IZU
第1弾では伊豆の一棟貸切ホテルPLAYLIVING IZUのデジタル会員権を販売します。
PLAYLIVING IZUは4Kホームシアター、BBQガスグリル、サウナなどの施設があるプライベートホテルで、今年4月には天然温泉を引き込む予定だそうです。
PLAYLIVING IZUのデジタル会員権は、毎年1泊分のチケットを受け取ることができ、有効期間は20年間となっています。価格は50万円で、今年の春に販売開始予定。
Pictors & Companyはneutのリリースにあたり、「会員制の導入は、宿泊事業者にとって会員権販売による収益を得ることにより、初期投資を早期に回収し、キャッシュフローを大幅に改善できるメリットがあります。一方で、会員や利用日付の管理が煩雑で運営に手間がかかることや、独自の販売網を築かなければならないことから導入ハードルが高いことが課題に挙げられます。私たちは、トークンを活用した会員権ビジネスモデルを簡単に導入できるようにし、全国各地、多種多様な価値ある宿泊施設の会員権化を促進します」とコメントしています。
neut
https://www.neut.org
NOT A HOTELが別荘を毎年1日単位で使用できる会員権NFTをリリース
NFTを活用した会員権の事例では、利用する部屋を住居とホテルの両方で運用することができるサービス「NOT A HOTEL」が、別荘を毎年1日単位で使用できる宿泊権とイベント参加などの特典をあわせたメンバーシップNFTを販売した例があります。
2022年夏に発売された「MEMBERSHIP」と呼ばれる会員権NFTを購入すると、「毎年旅する日」がランダムに付与される仕組み。MEMBERSHIPの保有者は毎年1回、宿泊日の3か月前までに宿泊用の鍵となる「THE KEY」NFTを受け取り、宿泊日と利用できるNOT A HOTELが決まります。
宿泊日の予定が合わなければ、THE KFYはOpenSeaなどのNFTマーケットプレイスで売却できるほか、家族や知人に譲渡することも可能で、翌年には新たなTHE KEYのNFTが届きます。
こうした宿泊施設のNFTを活用した会員権システムは今後も増えていくのかもしれません。
投稿者プロフィール
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美容が好きな20代。貯金は美容にかけていることが多いです。
インコのザシアンと一緒に暮らしています。
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