23区マンション、湾岸が人気。コロナ禍でトレンドに変化
2021年上半期東京23区中古マンションの値上がり率のランキングレポートがマンションリサーチより発表されました。レポートによると東京都23区における中古マンションのトレンドは、これまでの六本木や銀座から、湾岸エリアに動きはじめたようです。
好立地の概念の変化
2021年上半期、東京都23区で最も値上がりしたマンションは港区の港南4丁目に建つ「ワールドシティタワーズ ブリーズタワー」で、前年比平均単価上昇率21.6%増となりました。
ワールドシティタワーズは、アクア、キャピタル、ブリーズの3棟からなる全総戸数2,090戸のビッグタワーレジデンスです。アクアタワーも5位にランクインしています。
港区といってもワールドシティタワーズは品川駅から徒歩14分もかかるため、いわゆる駅近物件とは言い難いでしょう。マンションと品川駅間を走る居住者専用のシャトルバスもありますが、駅直結の物件と比較すると不便さを感じる人も少なくないと思います。
しかしコロナ禍以降、リモートワークなどで通勤の利便性よりも、むしろマンション周辺がひらけていることや、敷地の広さなどの快適性や開放感を求めていく傾向にあるようです。今回ランキングをみるとTOP10中に江東区のマンションが5物件もあり、東雲、有明、豊洲など、湾岸エリアのマンションの人気が伺えます。
投資目的としてのマンション
TOP10に入ったのはすべて地上20階以上のマンションで、さらに地上40階を超える超高層マンションが6物件もランクインしています。いわゆるタワーマンションは引き続き人気が高いようで、共用施設・サービスが充実しているという点がコロナ禍のニーズと改めて合致したようです。
またタワーマンションは都心エリアでの賃貸需要も高く、投資目的として購入する人も少なくありません。そういった事情もあって、住友不動産の「シティタワー」や野村不動産の「プラウドタワー」、東京建物の「ブリリア」といった、ブランドマンションがランキングの上位を占めています。
また、築年数に関しても築10年~15年の中古マンションの比率が高いようでレポートでは「リノベーションやリフォームも一般的になってきた今、中古マンションの価値が再評価されている」と分析されています。
今回の調査結果からは、2021年の東京23区中古マンションのトレンド傾向としては、タワーマンションの人気は継続しつつも、場所としては六本木や銀座といったエグゼグティブなエリアから、東雲、有明、豊洲など湾岸エリアといった開放感が感じられる立地に動いているようです。
情報:マンションリサーチ発表「【東京都23区】2021年上半期中古マンション値上がりランキングTOP10」
投稿者プロフィール
-
美容が好きな20代。貯金は美容にかけていることが多いです。
インコのザシアンと一緒に暮らしています。
最新の投稿
- NFT2024年2月7日博報堂とJAL「KOKYO NFT」実証実験第2弾を発表
- NFT2024年2月7日ワールド・コラボ・ジャパン「寺社支援型NFT PASS」を発売
- NFT2024年2月6日チケミー、海外向け電子チケット販売「TicketMe 海外販売」事前登録開始
- NFT2024年2月6日クリプトエ、NFTマーケティング・プラットフォーム「MintMonster」発表
コメントを送信