NFTアート販売収益で渋谷の落書きを消去「428NFT」官民連携の一環で
CLEAN&ARTと奇兵隊は、NFTアートを活用して街の落書き問題の解決を目指す「428NFT(シブヤエヌエフティー)」プロジェクトのローンチを発表。第1弾として、428種のNFTアートを販売し、その販売収益を使って、渋谷区恵比寿にで落書き消去を実施するとのこと。
CLEAN&ARTは、落書きを、渋谷から「クリーン」と「アート」の力で解決することを目指す一般社団法人。これまで500件以上の落書き消去を実施しているほか、SDGs17色を用いた壁画を複数製作するなど、アートと絡めた環境活動を行ってきています。
また奇兵隊は、Web3と社会貢献を組み合わせ、世界各国のまちづくりのために資金と応援者を持続的に集めるクラウドファンディングサービス「Open Town(オープンタウン)」を運営するIT企業です。「Open Town」では、課題解決を目指す地域のNGOや自治体、企業などが主体となってプロジェクトを運営し、その地域独自のコレクティブ NFTアートを制作・全世界に向けて販売することで、クラウドファンディングのように資金を集めるといった活動が行われています。
今回この2社によって発表された「428NFT」プロジェクトは、駐車場の営業保証など落書き消去に多額の費用がかかるために、落書き消去が難しかった場所を対象に、落書き消去に必要な資金をNFTアートの販売によって募るプロジェクトです。NFTアートの購入を通じて街を綺麗にする活動に楽しみながら参加するプロジェクトとなっています。
今回の第1弾では、渋谷区官民連携オープンイノベーション「Innovation for New Normal from Shibuya」の採択を受けて、NFTアートの企画・デザインおよび渋谷区恵比寿の落書き消去をCLEAN&ARTが、NFTアートの購入プラットフォーム「Open Town」の提供を奇兵隊が担う形で実施されます。
NFTアートは、落書き消去活動を行うCLEAN&ARTのユニフォームがモチーフで、これまでの消去活動によってメンバー各自のユニフォームについた実際の汚れを素材にしているとのこと。落書きが消去されるとランダムにアートが浮かび上がる仕様になっており、落書き消去によってユニフォームにペンキが飛び散っていく様子を再現しています。
NFTアートは、全部で428種。購入はクレジットカードで決済が可能で、暗号資産や電子ウォレットは不要。購入は先着順で、1点2,500円となっています。
今回の取り組みについて、渋谷区の長谷部建区長は「落書きはかねてから渋谷の課題であり、違法です。また、落書きが放置されると、その周辺が「手入れがされていない地域」と認識されてしまい、たばこやごみのポイ捨てを誘発し、更に景観を汚す悪循環を招きます。ぜひ、街を綺麗にする活動にご参加いただければ幸いです」とコメントを寄せています。
同プロジェクトは将来的に、NFTアート購入者によるコミュニティ運営なども行っていく予定とのこと。
428NFT
https://open-town.org/towns/428-NFT
投稿者プロフィール
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美容が好きな20代。貯金は美容にかけていることが多いです。
インコのザシアンと一緒に暮らしています。
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