スタディーメーター、自社インターンの業務証明をNFTで発行
教育関連事業を展開するスタディーメーター社は、自社のインターンシップに参加する高校生・大学生の業務実績をNFTで証明する取り組みを開始したと発表しました。これにより、学生は将来のキャリア形成に役立つ実績を積み重ねることができます。
スタディーメーター社は、「挑戦したくなる世界をつくる」をミッションに掲げ、デジタル人材の育成や高校生向けのオンライン学習サービス「スタディーメーター」を提供する企業です。同社は、オンライン学習プラットフォーム「Udemy(ユーデミー)」の受講証明書をNFTで発行するなど、NFTを活用した経歴証明に力を入れています。
今回発表された取り組みでは、学生と上司が定期的に学びと経験を振り返り、その内容を会社が業務実績としてNFTに記録して発行します。
スタディーメーター社は、テクノロジーの進化により「一生通用するスキル」が少なくなっている現状を踏まえ、他者から感謝されたり頼りにされる経験が普遍的に役立つと考えています。同社では、学生に対して発行する業務実績証明NFTを「トラスト」と呼び、将来的には業務以外の活動でも信頼の証としてトラストを送る文化の構築を目指しているとのこと。
また、転職や副業が一般化する中、流動的な職業環境では、トラストのような証明形式が重要になり、所属組織に依存せず、個人が管理し続けられる永続的な証明となるとしています。
トラストはスタディーメーター社が立ち上げた経験証明コミュニティ「Q DAO」と連携しており、他のメンバーと情報共有ができます。このコミュニティでは、トラストの発行に関する情報交換、標準化、システム開発などを行っています。
さらに、トラストはOpenSeaなどのNFTマーケットプレイスで閲覧することができ、業務実績は第三者によって検証可能です。学生はこれを第三者による証明として活用し、自身のキャリア形成に役立てることができます。
ほかには、トラストを活用する仕組みとして、スタディーメーターが提供するNFT閲覧システム「trustalent(トラスタレント)」が用意されています。このシステムでは、ユーザーが保有するNFTを用いて自身のプロフィールページを作成し、SNSでシェアすることができます。今年12月には機能強化が行われ、保有するNFT情報をもとにAIが紹介文を自動生成する機能が追加されました。
スタディーメーター社は今回の取り組みについて、「アルバイトやインターン、ボランティアの参加歴など、学生時代の経験は履歴書に反映されないものが多くあります。これらの小さな経験もNFTで記録し、可視化する仕組みを整えることで、学歴や保有資格だけでは見えない経験値が評価される社会をつくりたいと考えています」としたうえで、「今後もさまざまな経験をNFTとして発行し、互いに信頼の経験を贈りあう文化を築いていくことを目指しています」とコメントしています。
投稿者プロフィール
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美容が好きな20代。貯金は美容にかけていることが多いです。
インコのザシアンと一緒に暮らしています。
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