田村吉康、デジタル作品のECサイト開設。DC3を採用
漫画家・画家の田村吉康氏は、自身のデジタル作品を販売するECサイト「TAMURA Yoshiyasu DC3 CONTENTS STORE」を開設したと発表しました。
アーティストの田村吉康氏は漫画家としての活動のほか、絵画作品も制作しています。2011年から世界各地で絵画展示を行っており、特にヨーロッパやアメリカでのアートフェアや個展を通じて国際的に活躍しています。
イタリアのメディチ・リッカルディ宮殿での個展や、ロンドンのファッションブランド「McQ Alexander McQueen」へのデザイン提供など、多くのアートフェアや芸術祭への出展を通じて、主要な画材ブランドや美術雑誌から注目を集めるアーティストとして認められています。
今回発表されたTAMURA Yoshiyasu DC3 CONTENTS STOREは、田村吉康氏がシステム開発会社「&DC3(アンドディーシースリー)」が開発したデジタルコンテンツ流通基盤ソリューション「DC3」を利用して自身の作品をデジタルコンテンツとして販売するためのECサイトです。
&DC3は、漫画・アニメーション制作アプリ「CLIP STUDIO PAINT」などのコンテンツ制作ツールを提供するセルシスのグループ企業であるシステム開発会社です。
同社が開発したDC3は、デジタルコンテンツをエディションナンバー付きの複製版画のように一点ものとして扱うことができるコンテンツ流通基盤ソリューションです。
ブロックチェーン技術を利用して、各デジタルコンテンツが独自かつ唯一無二の作品として流通することを保証しています。さらに、DC3を通じて流通するコンテンツには、価格情報、取引情報、移転情報など、さまざまなプロパティが含まれています。
今回開設されたTAMURA Yoshiyasu DC3 CONTENTS STOREは、記事執筆時点で10作品が販売されており、そのプロパティには製造上限数やシリアルナンバーのほか、コンテンツの二次流通、加工編集、カット&ペーストの許可の有無、ロイヤリティ料率などが含まれています。
販売される作品は、「DC3マイルーム」という仮想3D空間での展示が可能で、この空間のURLを生成しSNSなどで共有することもできます。決済は暗号資産(仮想通貨)を必要とせず、日本円での購入が可能です。
田村吉康氏は今回の取り組みについて、「従来のNFTはイーサリウムなどパブリックブロックチェーンを介していたために美術品としてのデジタルデータを扱う際に美術とは無関係な手順が含まれ、経済活動としては抽象化しきれていないように見受けられ、積極的な導入に踏み切りませんでしたが、DC3コンテンツはそれらの問題を解決した、より抽象化された純粋な形でのソリューションです」とコメントしています。
TAMURA Yoshiyasu DC3 CONTENTS STORE
https://tamurayoshiyasu-dc3.com/
投稿者プロフィール
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美容が好きな20代。貯金は美容にかけていることが多いです。
インコのザシアンと一緒に暮らしています。
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