LINE証券「いちかぶ」約1,500銘柄で同条件の買付可能に

スマホ投資サービス大手のLINE証券は、単元未満株取引サービス「いちかぶ」での銘柄グループを統一、約1,500銘柄で時間帯を問わない取引が可能になったと発表しました。

LINE証券は、LINE Financialと野村ホールディングスの合同出資により2018年に設立された、スマートフォン特化型の証券ブローカレッジサービス会社。取引が全てLINEアプリ上で完結できる便利さが支持され、着実にユーザー数を伸ばしています。

実際、基盤となるLINEアプリの広まりは圧倒的で、2022年12月末時点での月間ユーザー数は9,400万人。単純計算で4人中3人がLINEを利用していることになります。今や主要インフラと呼べるほどに広まったこのプラットフォームを活かし、資産運用に関しても様々なサービスを展開。投資の敷居を下げることに同社は取り組んできました。そんなサービスの1つが「いちかぶ」です

いちかぶは、国内株を文字通り“1株”から取引できる、いわゆる単元未満株取引サービス。数百円から株取引に参入できるため投資初心者も気軽に利用でき、近年は人気が高まっています。
サービス開始当初は、取引時間や同社規定の取引コスト(スプレッド)別に、A~Dまでの4グループに分けられていましたが、2022年7月にはA・Bの2グループに集約され、今回の変更ではグループ分け自体が廃止されました。

この変更で、いちかぶの対象銘柄は一部のETF(上場投資信託)を除く約1,500銘柄が、同じ条件で買付可能に。さらに、ランチタイムの11:30~12:20と夜間17:00~21:00の取引スプレッドが従来の1%から0.7%に引き下げられ、より利用しやすい環境が作られています。なお、11:30~12:20の時間帯は売却も可能。ほか、日中の取引についてはサービス内容に変更はありません。

あわせて、同社が定期的に開催している「いちかぶアフタヌーンセール」の選定対象銘柄も、約3倍へと拡大されました。このイベントは、同社の人気銘柄が開催日の12:30~14:50の時間限定で、取引コスト0円で買付できるというもの。「人気銘柄を色々試してみたいが、コストの面が気になる」といったユーザーには嬉しい変更です。

いちかぶは、「リスクを抑えるために複数株に分けて買付をしたい」とか、「購入時期を分散させて同じ株を購入したい」といった分散投資、夜間の時間帯を有効活用して資産運用をしたいといったユーザーにマッチしたサービス。今回の変更により、そうした特徴が強化され、単元未満株取引を活用したい人々にとってはさらにチャンスが増えたといえます。

これらの取り組みに関して、LINE証券は「今後も投資初心者から投資経験者まで全ての『働く世代』のユーザーに支持されるようサービス改善を図っていくと同時に、取扱商品の拡充を進め、生活に溶け込んだ新しい総合証券サービスを目指す」とコメント。投資の門戸を広く開放しようとするこうした動きをきっかけに、スマホ投資サービスのユーザーもさらに増えていくかもしれません。

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投稿者プロフィール

レイニー
レイニー
美容が好きな20代。貯金は美容にかけていることが多いです。
インコのザシアンと一緒に暮らしています。

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