草コイン?いま知っておきたい仮想通貨ドージコイン
活発化してく仮想通貨の取引。近年はビットコインだけでなく、草コインと呼ばれる仮想通貨にも注目が集まっています。今回は草コインの中でも、2021年前半に大きな注目を集めた「ドージコイン」についてご紹介。
草コインの中で注目のドージコインとは?
ドージコインは、インターネット・ミームであるドージの柴犬をモチーフにした仮想通貨。2013年にソフトウェアエンジニアのビリー・マーカスによってジョーク通貨として開発されました。
ビットコイン以外の仮想通貨をアルトコインと呼びますが、その中でも時価総額も知名度も低いものを「草コイン」と呼んでいます。このたび紹介するドージコインも、つい最近までは草コインのひとつにすぎませんでした。しかし、2020年7月、TikTokでドージコインへの投資を勧める動画によって人気が高まり価格が上昇します。このあたりから、草コインの中でも徐々に知名度をあげていくのですが、2021年に入るとドージコインはさらに注目を集めます。
イーロン・マスクとドージコイン
2月になるとイーロン・マスクがTwitterにて「ドージコインは人々の仮想通貨だ」「ギガチャド(※)ではなくとも所有できる」など、ドージコインに関してのツイートを行います。
※ギガチャド(gigachad)…イケメンで筋肉質なモテモテの男を称するインターネットスラング「チャド(Chad)」の中の王であり、男性の頂点に君臨する者という意味。4chanに投稿されたGigachadとされる男性の画像などが有名。日本語で言うところの憧れや象徴的立ち位置での『兄貴』的な意味やニュアンスを有する。
さらにロックバンドKISSのジーン・シモンズが自らの写真に「ドージコインの神」との言葉を添えてツイートします。
その翌日には、アメリカの人気ラッパーのスヌープ・ドッグが、自らの名前をもじった「Snoop Doge(スヌープ・ドージ)」と添えた柴犬を合成した写真をアップします。
スヌープのツイートには丁寧にイーロン・マスクへのメンションもついていたため、数時間後にはイーロン・マスクが呼応する形で、映画『ライオン・キング』のパロディと思われるジョーク画像をアップします。
イーロンがジーン・シモンズを抱え、ジーン・シモンズがスヌープを抱え、スヌープがドージの象徴である柴犬を抱えています。3人のお騒がせセレブによるツイートをきっかけに、ドージコインの価格は上昇していきます。
さらに5月には、イーロン・マスクが率いる民間宇宙企業のスペースXが、世界初となる商用の月輸送ミッションである「DOGE-1 Mission to the Moon」を2022年に打ち上げると発表。イーロンは「ミッションの費用はドージコインで支払われる」「ドージコインは宇宙で最初の暗号資産になる」「ドージは宇宙に進出した最初のミームになる」とツイートしました。
こうしたイーロンの発言などから、2021年初頭は1円にも満たなかったドージコインは、70円以上の値をつけるまでに至りました。まさにバブル状態です。
それ以降は30〜40円代で推移するなど落ち着いていますが、2021年後半もまだまだ騒がしてくれそうです。
投稿者プロフィール
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美容が好きな20代。貯金は美容にかけていることが多いです。
インコのザシアンと一緒に暮らしています。
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