大樹園、盆栽専門NFTマーケットプレイス「BON voyage」ローンチ
盆栽の売買・育成サービスを手がける大樹園が、盆栽専門のNFTマーケットプレイス「BON voyage(ボン・ヴォヤージュ)」をローンチしました。第1弾は12鉢の盆栽オーナー権NFTとなっています。
愛知県岡崎市に拠点を構える大樹園は、盆栽の販売、買取、預かり、手入れ、教室、レンタルなど多岐にわたるサービスを提供。日本を代表する黒松盆栽の名門としても知られ、名木の育成と技術革新に力を注いでいます。
大樹園によると、世界的に「BONSAI」として知られる盆栽は、メディアでブームとして取り上げられることがある一方で、国内の愛好家数はバブル期と比較して大幅に減少し、約10分の1にまで落ち込んでいるとのこと。このような状況の中、盆栽師たちは生計を維持するために海外への販売を増やし、多くの価値ある盆栽が国外に流出しているそうです。
この問題に対応するため、オーナーが名木に成長する可能性のある盆栽を信頼できる盆栽師に預け、その管理と育成を任せる「預け盆栽」という伝統的な文化と、正確な情報の記録や気軽な取引が可能なNFTの利点を組み合わせたマーケットプレイスが、今回発表されたBON voyageです。
BON voyageを通じて、盆栽の育成は盆栽師が一元的に管理し、日々の水やりや季節に応じた手入れを行いながら、保有する盆栽の資産価値を保全することが可能です。
日々変化する盆栽の姿は、四季ごとに更新されるWebアルバムで視覚的に楽しむことができます。また、完成した盆栽は展示会への出品が可能であり、その受賞歴はNFTの価値の一部として保存されます。
NFTの保有者は、保有する盆栽の3Dモデルを制作し、それをNFTとして販売することが可能。自らの盆栽を展示会に出展し、賞を目指すことができるだけでなく、記念日やイベントでの飾り付けを楽しむこともできます。遠方や海外に住む所有者のためには、盆栽園での見学ができるよう、解説付きの手入れ体験などのアクティビティも用意されています。
BON voyageの第1弾は、12鉢の盆栽オーナー権NFTの販売。価格は120万円から1,000万円の範囲で設定されており、それぞれの盆栽に応じて定められた管理費が別途必要です。
大樹園はBON voyageの立ち上げに際し、「あくまで盆栽のオーナー権NFTは第一弾です。今後も様々なBONSAI×NFTコンテンツを柔軟に取り入れ、自由度が高く、多様な背景の方が楽しめるマーケットプレイスへと成長させていきます。来年には大掛かりなリアルイベントも企画しており、そこから生まれたコンテンツをNFT化し、リアルとデジタルの相互で楽しめるような仕組みの提供や、関連グッズの販売などもできたら面白いと考えています」とコメントしています。
将来的には、オーナー権NFTを分割し、複数人が共同で保有することによって、高価な盆栽をより手軽に購入できる環境の整備も計画されているそうです。
BON voyage
https://bonvoyage-bonsai.net/
投稿者プロフィール
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美容が好きな20代。貯金は美容にかけていることが多いです。
インコのザシアンと一緒に暮らしています。
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