アトノイ、指一本で受け取れるバイオメトリクスウォレットのPoCを開始
Web3のトークンエコノミーコンサルティングとブロックチェーンのスマートコントラクト開発のアトノイは、モフィリアと共同で、指静脈の生体情報(バイオメトリクス)を活用し、ブロックチェーン上にウォレットアドレスを生成し、NFTなどのトークンを容易に受け取るサービスのPoC(概念実証)を開始したと発表しました。これにより、指一本でその場でNFTや暗号資産を受け取れるバイオメトリクスウォレットが実現するとのこと。
バイオメトリックスウォレットとは、指の静脈認証から生成されたデータを利用して、唯一無二のウォレットを作成する技術です。
静脈認証は生体認証技術の一種であり、個々の静脈パターンを用いてユーザーを識別する仕組みです。静脈のパターンは1人1人固有であり、他の生体認証技術よりも高い認証精度が期待できます。指や手をセンサーにかざすだけで読み取り認証が行え、指の表面に汚れや傷跡があっても認証の精度に影響を及ぼしにくいです。静脈のパターンは外部から見えないため、指紋認証や顔認証のようななりすましを行うことが難しいといった特徴があります。
バイオメトリックスウォレットの実現は、親や兄弟、双子であっても、静脈は異なるため、本人だけが持つことができる特別なウォレットが生成できるのが特徴。それぞれの指に対応して、仮想通貨のウォレットを管理したり、目的に合わせて指から新しいウォレットを生成することが可能になるのだそうです。
発表によると、最初の取り組みとして、移転が不可能なNFTであるSBT(Soul Bound Token)の受け取りに特化したプロジェクトの概念実証(PoC)を行うとのこと。
セキュリティ上の理由から手間がかかっていたこれまでのウォレット作成が、今回のPoCでは指1本で簡単にウォレットアドレスを生成し、その場でSBTを受け取ることが可能になるとのことで、これにより、ウォレット作成時のユーザビリティ向上と参加者の機会損失の軽減を実証するとしています。
将来的には、モフィリアが発表済みの薄型フィルムによる静脈情報の読み取り機器を利用し、キーホルダー型のスマホ連動デバイスを販売することで、どこからでも簡単に秘密鍵を生成し、NFTの移転に必要な署名を行うことで他人への移転が可能なNFTにも対応できるようになるのだそうです。
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美容が好きな20代。貯金は美容にかけていることが多いです。
インコのザシアンと一緒に暮らしています。
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