スニーカーNFTで稼ぐ「STEPN」その仕組みとは?
「Move to Earn」と呼ばれるコンセプトのWeb3ゲームが注目を集めています。今回はその中でも、SNSを中心に話題になりユーザー数を増やしている「STEPN(ステップン)」を紹介します。
Web3ゲームのSTEPNとは?
STEPNとは、NFT化されたスニーカーを購入し、ウォーキングやジョギングなどのエクササイズを通じて暗号資産(仮想通貨)の報酬を獲得できるWeb3ゲーム。
開発したのは、Jerry Huang氏とYawn Rong氏が共同創業したFind Satoshi Lab。同社へはベンチャーキャピタルのSolanaベンチャーズ、SEQUOIA、ALAMEDA RESEARCHなどが出資しています。
STEPNは、2021年10月、Solanaが開催したハッカソン「Solana Ignition Hackathon 2021」に参加し、ゲーミング部門で4位に入賞。プレイヤーがリアルに動き回ることで暗号資産の報酬を獲得できる「Move to Earn」と呼ばれるコンセプトが注目を集めました。
STEPNの遊び方と「Move to Earn」のコンセプト
STEPNの遊び方は、スマートフォンにアプリをダウンロードした後、アクティベーションコード(招待コード)を入力。アプリ内のウォレットとショッピングカートを利用して、好きなスニーカーをソラナブロックチェーンのネイティブトークン、ソラナ(SOL)で購入します。
「Move to Earn(動いて稼ぐ)」と呼ばれるコンセプトのSTEPNでは、プレイヤーはスマートフォンを持ちながらウォーキングやジョギングをすることで、アプリ内のGPSが移動距離を測定して、ゲームトークンの「GST(Green Satoshi Tokenの略)」が付与されます。
スニーカーにはレベルが設定されており、レベルが上がっていくと、GSTの付与率が上がるようになっています。また、アプリ内のウォレットを通じてプレイヤーはGSTを他のトークン、つまり暗号資産(仮想通貨)に交換できます。移動距離を増やせば増やすほど暗号資産の報酬を獲得できるところが、STEPNが注目を集めているポイントです。
通常、この手の報酬はそのゲーム内やポイントカードシステムのようなものにしか使えませんでしたが、STEPNはほかの暗号資産にも交換できます。暗号資産が普及してきた現在、これは非常にメリットを感じる人も多いでしょう。
スニーカーの仕組みと価格
STEPNのスニーカーにはそれぞれレベルが設定されており、レベルによって報酬を獲得できる速度や距離などが変わり、高いレベルのスニーカーを着用することで、効率よく報酬を獲得できる仕組みになっています。そのため、クオリティが高ければ高いほど、高値で取引されています。
また、一定時間着用したスニーカーは定期的に修理しなければならず、修理にはGSTを支払う必要があります。そのほか、2足以上のスニーカーを所有している場合、その2足をかけ合わせて新たなスニーカーを生み出すことも可能です。
ユーザー数を増やしているSTEPNですが、新規ユーザーのハードルになっているのが初期費用の高さ。ソラナの価格と連動しているため時期によって上下するものの、記事執筆時点で最も安価なスニーカーでも日本円で5万円前後。
しかし、今後スニーカーを購入しなくてもプレイできるレンタル機能が追加される予定になっています。スニーカーを所有しているプレイヤーが、他のプレイヤーに無償でレンタルすることで、借りたスニーカーを利用して付与されたGSTの一部が、貸し出したプレイヤーに分配される仕組みで、双方のユーザーにとってメリットになる仕組みはさらなるユーザー拡大につながりそうです。
STEPNとアシックスの限定NFTスニーカーコレクションも
STEPNの人気にはスポーツ関連企業も注目しており、スポーツメーカー大手の「アシックス」とコラボレーションした限定NFTスニーカーコレクション「Stepn x Asics NFTスニーカーミステリーボックス」が販売されました。
スニーカーを手掛けるスポーツメーカーといえば、ナイキやアディダス、プーマなども相次いでNFTの取り組みを発表しています。また今回紹介したSTEPN以外にも、「Fitmint」「Genopets」など「Move to Earn」のコンセプトを取り入れたWeb3ゲームがあります。コロナ禍による運動不足を解消するためには、ぴったりのコンテンツかもしれません。興味のある方は、プレイしてみてはいかがでしょうか。
STEPN
https://stepn.com
投稿者プロフィール
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美容が好きな20代。貯金は美容にかけていることが多いです。
インコのザシアンと一緒に暮らしています。
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