STEPN、Apple PayでNFTスニーカーが購入可能に
“Move to Earn(歩いて稼ぐ)”ゲームアプリ「STEPN」が、Apple Payを通じてNFTスニーカーの購入ができるようになったと公式SNSで発表しました。この変化は、ゲームプレイを通じて利益を得られるようにするこのSTEPNにとって、一部の利用者にとっては魅力的な新機能となります。
STPENは、NFT化されたスニーカーを購入し、ウォーキングやジョギングなどのエクササイズを通じて暗号資産(仮想通貨)の報酬を獲得できるWeb3ゲームです。2021年12月にベータ版をリリースして以降、ステイホームの推進などで運動不足に悩むユーザーのフィットネスアプリとしても人気を集め、高い注目を集めています。
今回の発表によるとユーザーは自身のクレジットカード等を「Apple Pay」に登録し、「SPARK」というポイントを購入(1SPARKは0.1ドル)。これらの「SPARK」ポイントは次にNFTスニーカーの決済に利用されます。iOS版「STEPN」ユーザーのみがこの新機能を利用できる一方で、Android版ユーザーはまだ対象外となっています。
リリース初期の「STEPN」は、アプリ内でNFTスニーカーを直接購入できるマーケットプレイスを提供していましたが、アップルが取引の30%を徴収し、NFT送信に必要なガス代(手数料)の30%をも要求するという方針に直面し、「STEPN」はNFTマーケットプレイスをアプリ外へ移動させざるを得ませんでした。
Find Satoshi Labの共同創業者ヤン・ロン氏は、今回のApple Payの導入について「この統合により、私たちは全く新しいオーディエンスに開かれ、Web3をより大衆に身近なものにすることができる。この統合は、Web2とWeb3の技術間のギャップを前例のない方法で埋めるものだ。私たちは、この統合が、次の1億人のユーザーにWeb3技術を提供するための重要なステップであると信じている」と述べています。
今回のApple Payの導入により、「STEPN」のアプリ内マーケットプレイスは再び利用可能となりました。ただし、リリース当初のように仮想通貨(暗号資産)を用いた決済はまだ不可能で、そのためには依然として外部マーケットプレイスを利用する必要があります。
なお今回の動きについては、アップルが18日にブロックチェーンゲーム「Axie Infinity: Origins」のiOS版を一部地域のApp Storeにて公開し、ユーザーが外部から購入したNFTをApp Storeにおけるゲームで初めて利用できるようにした流れがあり、これが「STEPN」のApple Pay導入の背景にある一部であると考えられます。
STEPNについては、スペインのプロサッカークラブ「アトレティコ・マドリード」と暗号資産(仮想通貨)取引所のWhaleFinとパートナーシップを組み、NFTのサッカーシューズ1,001点のコレクションを発売するなど、次々と新しい動きを加速しています。
スタート当初から話題を集めながらも、その仕組みづくりでやや苦戦している印象もあったSTEPNですが、こうした発展をともなった動きは暗号資産界隈にとってもよい動きだと思われます。今後もSTEPNの動きに注目です。
投稿者プロフィール
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美容が好きな20代。貯金は美容にかけていることが多いです。
インコのザシアンと一緒に暮らしています。
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