スターバックスのWeb3サービス、元メジャーリーガーとコラボNFT販売
コーヒーチェーン大手のスターバックス(Starbucks)が、同社が展開するWeb3体験サービス「スターバックス オデッセイ(Starbucks Odyssey)」にて、元メジャーリーグベースボール選手でNFTアーティストのミカ・ジョンソン氏とコラボNFTを販売開始したと発表しました。
スターバックスは、1971年にアメリカのワシントン州シアトルで開業した世界最大のコーヒーチェーン店です。シアトル系コーヒーの代表的存在として知られ、世界83か国で3万店舗以上を展開しています。
スターバックスは、店舗やオンラインストアの利用時にスターバックスカードで支払いをすると、スターと呼ばれるポイントが貯まり、ドリンクやフード、コーヒー豆などと交換できる会員プログラム「スターバックス リワード」があります。そのリワードのアメリカ会員と従業員、ウェイティングリストの一部のメンバーを対象に、2022年12月、Web3体験サービスであるスターバックス オデッセイのベータ版の提供を開始しました。
同サービスは、ジャーニースタンプと呼ばれるNFTやオデッセイポイントを獲得・購入することで、特典とWeb3体験を得られるというもの。また、ジャーニースタンプNFTを収集すると、新しいWeb3体験にアクセスできるようになり、エスプレッソマティーニを作るバーチャル授業、限定グッズの入手や限定イベントへの招待など、さまざまな特典を利用することができます。
なお、記事執筆時点では日本国内からの利用はできないものの、ウェイティングリストの登録とオリジナルNFTの取引は可能です。
今回発表されたスターバックス オデッセイとミカ・ジョンソン氏のコラボNFTは「Aku Adventure」という名称で、今年7月17日に販売開始され、スターバックス オデッセイのユーザーのみ購入可能となっています。8月31日までの期間限定で販売されます。
ミカ・ジョンソン氏は、アメリカのインディアナ州インディアナポリス出身の元メジャーリーグベースボール選手。現在はNFTアーティストとして活動し、2021年2月「子どもたちに大きな夢を与える」ことを目的に、宇宙飛行士をモチーフにしたNFTプロジェクト「Aku」を立ち上げています。AkuのNFTは、メタバース「Akuverse」へのアクセスを許可する3Dアバターのコレクションにもなっています。
スターバックスによると、コラボNFT販売の一環としてチャリティー企画も行い、アメリカの飢餓に直面する可能性がある学齢期の子どもたちに対して、週末の食事を提供する非営利団体「Blessings in a Backpack」に売上から10万ドル(記事執筆時のレートで約1,380万円)を寄付するとのこと。
NFT販売が好調のスターバックス オデッセイ
スターバックスは今年3月、スターバックス オデッセイから第1弾となるNFTコレクション「The Siren Collection」を限定販売しました。
The Siren Collectionは、スターバックスのロゴマークである人魚をモチーフにしたNFTで、1点100ドル(記事執筆時のレートで約13,800円)で2,000個を発売。招待者のみに購入権が与えられる仕組みとなっており、販売開始からわずか20分で完売しました。
さらに4月には、第2弾のNFTコレクション「The First Store」を発売しています。同コレクションはスターバックスの1号店をモチーフにした5,000点のコレクションから構成され、各100ドルで販売し、こちらも完売しています。
投稿者プロフィール
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美容が好きな20代。貯金は美容にかけていることが多いです。
インコのザシアンと一緒に暮らしています。
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