SoundUDとSound Desertが連携。位置認証型の音楽NFT配信
ヤマハは、自社で開発した音の通信技術「SoundUD」と、ゐきかた社が運営する音楽NFTプラットフォーム「Sound Desert」との連携を発表しました。
ヤマハは音楽機器、オーディオ機器、電子機器などの製造・販売を行う企業で、同社が開発したSoundUDは音の通信技術です。この技術は、音のある空間と特定の情報やサービス、そしてその空間にいる利用者をつなげることで、情報伝達をスムーズに行うことができます。一般的なスピーカーで使用可能な点が特徴です。「SoundUDトリガー」は、SoundUDで使用される音響通信音で、導入した施設のスピーカーから放送される「SoundUD音声トリガー」をスマートフォンやタブレットなどのマイクが受信することで通信が成立する仕組みです。
Sound Desertは、NTTドコモグループとゐきかた社が共同で進める、NTTドコモグループの新規事業創出プログラム「docomo STARTUP」の一環として企画・事業検証されている音楽NFTプラットフォームです。このプラットフォームには音楽NFTのプレイリスト管理機能があり、ユーザーは音楽NFTを購入、再生、コレクションすることができます。
今回発表されたのは、SoundUDとSound Desertとの連携による位置認証型の音楽NFT配信の取り組みです。11月19日には大田区産業プラザPiOで開催されるイベント「THE VOC@LOiD M@STER53」で、参加者に男性三人組キャラクターユニット「ZOLA Project」の楽曲「Fallen Angel」を音楽NFTで配布する取り組みを行いました。
THE VOC@LOiD M@STER53は、ボーカロイド、CeVIO AI、UTAUなどの歌声合成ソフトウェアを使用して制作されたCD-ROM、DVD-ROM、DLカードなどによるオリジナル音楽CDやオリジナルムービーの即売会です。
SoundUDトリガーの活用により、イベント参加者がその日、その場所にいたことが証明できるようになります。これによって、参加者限定でデジタルコンテンツなどを提供することが可能になるとのことです。
具体的には、イベントで参加者に配布されるノベルティ(キャラクターバッグ)に貼られた二次元バーコードをスマートフォンで読み取るか、ヤマハのSoundUDブース内に設置された「SoundUDトリガーボード」にスマートフォンをかざして二次元バーコードを読み取るか、あるいは専用アプリ「おもてなしガイド」を使用してSoundUDブースで流れる楽曲をアプリで聴くことにより、来場認証を行います。
認証後に表示されるURLからSound Desertのサイトにアクセスすると、音楽NFTを使用して楽曲をダウンロードできるほか、参加者の来場がサイト内に記録されます。なお、音楽NFTの取得には、暗号資産(仮想通貨)ウォレットまたはGoogleのアカウントが必要です。
今後はこれを皮切りに、各種施設や交通機関などが「SoundUD」を活用し、利用者へのデジタルコンテンツを提供しやすくなる仕組みの構築を検討していくとしています。
投稿者プロフィール
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美容が好きな20代。貯金は美容にかけていることが多いです。
インコのザシアンと一緒に暮らしています。
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