サザビーズ、ビットコインNFT「Ordinals」のオークション初開催

画像は生成AIによるイメージです

オークションハウスのサザビーズが、ビットコイン(BTC)ブロックチェーン上の「Ordinals」を使用して発行されたNFTを取り扱う、初のオークションを開催しました。

サザビーズは1744年にロンドンで創業されたオークションハウスです。現在はアメリカのニューヨークに本社を構え、世界各地で美術品や宝飾品などのオークションを開催しています。

同社は、インターネット上でオークションを開催した最初のオークションハウスとして知られており、2021年にはデジタルアートとNFTを専門とするオークションシリーズ「Natively Digital」を開始し、独自のNFTプラットフォーム「Sotheby’s Metaverse」を立ち上げるなど、NFT関連の取り組みを積極的に進めています。

画像は生成AIによるイメージです

今回発表されたのは、Ordinalsを使用して発行されたNFTのオークションです。サザビーズによると、このNFTを取り扱うのは初めての試みだそうです。

Ordinalsは、ソフトウェアエンジニアのCasey Rodarmor氏によって2022年に開発されたもので、ビットコインの最小単位であるサトシ(Satoshi)に識別子を割り当て、画像やテキストなどのデータを追加してNFTを発行するための仕組みです。この方法は、ビットコインブロックチェーン上でNFTを作成する際に、最も効率的で安全な方法の一つとされています。

オークションは今年の12月6日から13日にかけて開催され、アーティストのShroom toshi氏がデザインしたNFTコレクション「BitcoinShrooms」から、ピクセルで描かれたキノコ型キャラクター「S」と「Sovereign Individual」、そしてアボカドの形をした「BIP39 Seed」の3点が出品されました。

https://twitter.com/BitcoinShrooms/status/1621617769484615681

Shroom toshi氏によると、BitcoinShroomsはビットコインの歴史をピクセルアートで表現したもので、Sは「自己主権(Self-Sovereignty)」を意味し、Sovereign Individualは「主権を持つ個人」という概念を表しているとのこと。これは1998年に出版されたノンフィクションエッセイ『The Sovereign Individual』をモチーフにしており、同エッセイでは政府の管理外に置かれることを目的とした暗号ベースのデジタル通貨の出現が予測されています。

また、BIP39 Seedはビットコインのアドレスと秘密鍵を生成するための固有の12〜24語のリストがモチーフになっています。

https://twitter.com/michaelbouhanna/status/1734982688497385751

サザビーズのデジタルアート部門責任者であるMichael Bouhanna氏は、オークションの結果について、自身のX(旧Twitter)アカウントで、Sが241,000ドル(記事執筆時のレートで約3,400万円)、Sovereign Individualが107,950ドル(約1,500万円)、BIP39 Seedが101,600ドル(約1,400万円)で落札されたことを報告しています。

https://358113com.sakura.ne.jp/invest/sothebysmetaverselaunch/

投稿者プロフィール

レイニー
レイニー
美容が好きな20代。貯金は美容にかけていることが多いです。
インコのザシアンと一緒に暮らしています。

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