NFTで関係人口創出を狙う。デジタルお土産「スマホ de おみやげ」

パブリックブロックチェーン「アスターネットワーク(ASTR)」を用いてNFT形式のデジタルお土産を配布・販売する地方自治体・観光協会向けサービス「スマホ de おみやげ」がリリースされました。

アスターネットワークは、ステイクテクノロジーズが開発を主導する日本発のパブリックブロックチェーンです。マルチチェーン対応が特徴のひとつで、異なるブロックチェーンの相互接続(インターオペラビリティ)を目指すプロジェクトであるポルカドットのパラチェーンとして2021年末より接続開始し、2022年1月にメインネットローンチしています。スマートコントラクト機能も備え、NFTやDeFIなどのサービスが構築可能となっています。

今回発表されたスマホ de おみやげは、観光をタッチポイントに、NFT形式のデジタルお土産の配布・販売により、地域外からの消費・来訪率の向上と地域の関係人口(※)創出を行う地方自治体・観光協会向けのサービスです。

(※)特定の地域に継続的に多様な形でかかわる人のこと。

手掛けるのはDigittleで、「ゲンジツとデジタルで未来をつくる」をミッションに、ブロックチェーン領域における技術を活用して日本企業や地方自治体向けに企画・開発・提供まで一貫したデジタルマーケティング構築を行うWeb3企業です。

スマホ de おみやげのデジタルお土産は、地域の観光名所や特産品、キャラクターなどの要素を取り入れてDigittleが制作します。

観光客は地域内でデジタルお土産の受取・購入申請をブラウザ上で行い、スマートフォンの専用アプリ「YOIN」にコレクションすると、旅行後はイベントやふるさと納税の返礼品など、地域にまつわる情報を受け取ることができます。受取方法はインターネットのほか、紙媒体での配布も可能です。

デジタルお土産はアスターネットワーク上で発行されるNFTとなっており、実際に地域を訪れたことが証明されます。また、実物のお土産と同じく、デジタルお土産を受け取ったユーザーに特典を付与することも可能。特典は観光時に利用できるマップや情報、限定クーポンなどが提供されます。

さらに、専用アプリにはデジタルお土産の保有者向けに今後のイベント情報やふるさと納税の案内など、地域に関するお知らせを発信する「通知機能」も搭載されているため、地方自治体や観光協会は、観光客の滞在が終了した後もPR手段として活用できるそうです。

スマホ de おみやげの第1弾では、三重県松阪市での導入が決定。また、割引価格でサービスを導入できる「ホワイトリスト」の登録受付も開始しています。

Digittleはスマホ de おみやげのリリースにあたり、「全国規模の人口減少・高齢化によって、地方圏における地域をつくる担い手不足は年々深刻化しています。“スマホ de おみやげ”ではデジタルお土産を通じて、交流人口に対して、まちの魅力や情報を継続的に共有し、地域外からの消費を促す・来訪率の向上を行い、長期的なコミュニケーションによってまちに関心を抱く関係人口へ昇華する仕組みを構築します」とコメントしています。

スマホ de おみやげ
https://sumaho-de-omiyage.com

https://358113com.sakura.ne.jp/invest/gtbuilding-torimaru-nft/

投稿者プロフィール

レイニー
レイニー
美容が好きな20代。貯金は美容にかけていることが多いです。
インコのザシアンと一緒に暮らしています。

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