NFTを鍵に暗号資産の預入&引出を「Slash Vaults」β版提供開始
暗号資産(仮想通貨)決済システム「Slash Payment」を開発・提供するSlash Fintech Limitedが、NFTを活用した相互運用性プロトコル「Slash Vaults」ベータ版の提供開始を発表しました。NFTに暗号資産の預入・引出や、預入する際に日付時間を設定したロックがかけられるサービスとなっています。
Slash Fintech Limitedは、「暗号資産の付加価値を日本市場に」をミッションに、決済ソリューションを提供するシステム開発会社。同社が開発および提供を行っているSlash Paymentは、導入店舗が暗号資産ウォレットでログイン後、売上受取の設定を4種類のステーブルコインから選択し、コントラクトを発行するだけでAPI・QRコードが利用できる暗号資産決済システムです。
今回ベータ版の提供開始が発表されたSlash Vaultsは、NFTをアクセスキーとした「Deposit・Withdraw(預入・引出)」機能、「TimeLock(時間制限預入)」機能が実装され、保有や売買を基本としていたNFTに対し、相互運用プロトコルといった新しい概念とユーティリティを組み込むことで、NFTによる新たな暗号資産決済の実現を目指しているそうです。
Deposit・Withdraw(預入・引出)機能は、主にNFTのエアドロップキャンペーンにおける利活用を想定しています。例えば、新しくNFTプロジェクトをはじめるチームが、Slash Vaultsを利用してNFTにトークンを預入すると、エアドロップキャンペーンを行うことができます。
これにより、従来とは差別化されたインセンティブを新規ユーザーに提供することができ、NFTをエアドロップされた新規ユーザーは、Slash Vaultsを利用してNFTからトークンを引き出すことが可能になります。
また、Deposit(預入) 機能により預入したトークンはSlash Vaults上に保管され、NFT保有者しか引き出すことができない仕組みになっています。さらに、Withdraw(引出)機能も使用する時点のNFT保有者しか引き出しができない仕組みにすることで、セキュリティを強化しているとのこと。
TimeLock(時間制限預入)機能では、トークンを預入する際にタイムロックを有効にすることで、設定した日付時間までトークンがロックされます。このトークンのロックはNFT保有者であっても解除できず、NFTが譲渡されたとしてもロックは引き継がれます。
Slash Fintech Limitedの発表によると、今後はNFTに対して外部から入金・複数入金ができる「Airdrop App」や、ネイティブトークンを必要としない「ガスレスPay」機能を実装する「Slash Vaults Pay」、DeFi(分散型金融)サービスへの投資をNFTをアクセスキーにして預入したトークンによって行う「Investment」機能などの提供が予定されています。
投稿者プロフィール
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美容が好きな20代。貯金は美容にかけていることが多いです。
インコのザシアンと一緒に暮らしています。
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