日本酒専用NFTマーケットプレイス「SAKE WORLD NFT」発表
京都に本社を置く出版や日本酒関連の業務をおこなうリーフ・パブリケーションズが、日本酒専用のNFTマーケットプレイス「SAKE WORLD NFT」を11月にローンチすると発表しました。
リーフ・パブリケーションズは、京都に本社を置き、京都・滋賀をフィールドに女性ターゲットのマンスリー・ライフスタイルマガジン「月刊誌Leaf」やMOOKの編集・発行を中心に、行政や民間企業のリーフレットなどの制作・イベント運営、WEBサイト運営などを行う会社。また、近年は取材を通じて知った京都のグルメなどを取り扱うネットショッピング事業や、京都の酒蔵と連携して新たな日本酒を開発・販売する日本酒事業など、幅広い事業を展開しています。
今回発表された「SAKE WORLD NFT」は、NFTの形式で⽇本酒の引換えチケットを販売するマーケットプレイスです。日本酒の「保管方法及び引渡時期」を選択できる点が特徴で、利用者は購入時に「冷凍保管後に引渡し」「熟成保管後に引渡」「即時引渡し」の3つの引き渡し方法から選択できます。
近年、日本酒を急速冷凍することで、おいしさをそのまま閉じ込め、日本酒の価値を保存するという取組みが日本酒業界において取り組まれています。また、同様に付加価値向上のために一定期間熟成させるという取組みが行われていて、「SAKE WORLD NFT」では、それらを購入者の判断で選択できることで、ただ購入して飲むというだけでなく、資産価値としての向上や、より美味しいお酒を楽しむという多面的な楽しみ方ができるようになっています。
また「SAKE WORLD NFT」で購入した日本酒の引換チケットとなるNFTは、「SAKE WORLD NFT」上で二次流通も可能となっています。二次流通では、売買価額に応じて一時販売者である酒蔵にもロイヤリティが付与されるとのこと。酒蔵は、熟成予定等の商品が完成する前に、NFTで発売することも可能となるため、「日本酒のクラウドファウンディングの機能も果たす」とSAKE WORLD NFTは述べています。
すでに出品酒蔵として、本酒造、笑四季酒造、岡田本家、北川本家、北島酒造、熊野酒造、佐々⽊酒造、城陽酒造、多賀株式会社、⽵内酒造、⻑⿓酒造、浪乃⾳酒造、富久錦酒造、藤本酒造、増⽥德兵衞商店、松井酒造といった名だたる酒造元が参加表明しています。
日本酒関連のNFTは注目が高まっていて、イギリスの醸造所「Dojima Sake Brewery」が製造した日本酒「懸橋(ケンブリッジ)」のNFTが、NFTマーケットプレイス「Primez」で888万円で落札されるなど、高額な取引も行われています。ウィスキーなどと同様に日本酒のNFT関連の話題も今後さらに盛り上がっていくかもしれません。
投稿者プロフィール
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美容が好きな20代。貯金は美容にかけていることが多いです。
インコのザシアンと一緒に暮らしています。
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