sakazuki、インターン生にVC技術を活用したキャリア証明書発行

PitPaが提供するNFTやVC(Verifiable Credentials)を活用した人材サービス「sakazuki(サカズキ)」は、千葉工業大学のイノベーション拠点である「HENKAKU Community」でインターンシップを経験した4名の学生に対し、業務内容と担当者からのフィードバックを含む「キャリア証明書」を発行したと発表しました。

※Verifiable Credentials(検証可能な証明書)の略。分散型デジタルアイデンティティの一部で、情報の所有者が自身のデジタルアイデンティティや属性を証明するために使用できるデジタル証明書。

PitPaは、「メディアの再定義と持続可能な経済モデルの構築」を目指しており、最新のテクノロジーを用いたポッドキャスト制作および、NFTやVCを活用した人材サービスsakazukiを提供している企業です。

sakazukiは、企業など第三者によって証明された職歴や実績データをVC技術を活用して個人のキャリア証明書として発行し、新しい機会につなげられるよう支援するサービスです。sakazukiが発行するキャリア証明書は、これまで公開されなかった個人の実績を証明し、転職や副業などの際に活用可能になります。

PitPaによると、就職活動中の学生が直面する課題の一つに「自己PRの難しさ」が挙げられます。具体的には、経験を適切に言葉で表現するのが難しく、自己PRが苦手な優秀な学生は不利な立場に立たされがちです。さらに、AI技術の進化に伴い、企業が学生のエントリーシートを用いた評価を行うことが一層困難になっているそうです。

この問題に対応するため、sakazukiが発行するキャリア証明書では、教育やインターンシップの実績を第三者が証明し、その信頼できるキャリアデータを学生個人に紐づけるシステムを導入しています。

今回発行されたキャリア証明書は、千葉工業大学のイノベーション拠点であるHENKAKU Communityのインターンシッププログラムを経験した4名の学生を対象としたもので、業務内容と担当者からのフィードバックが含まれています。

このキャリア証明書は、学生の大学教育プログラムへの参加、研究活動の履歴、インターンシップの経験、および卒業後の就職状況などのキャリアデータをVC技術を利用して、第三者が検証可能な形で記録し、閲覧できるようにするものです。

また、文部科学省、厚生労働省、経済産業省の3省によって定められた「インターンシップ推進に関する基本的考え方」に基づいており、プライバシー保護の観点から情報の公開・非公開を学生自らが設定することが可能です。このため、エントリーシートの提出や面接時など、必要な場合にのみ情報の共有が行えます。

学生に発行されるキャリア証明書の一例

さらに、キャリア証明書の発行は企業の負担軽減を考慮しており、評価システムは4段階・4項目に簡素化されています。業務内容は学生が記入し、企業側はチェックと必要に応じた修正のみを行う仕組みとなっています。

PitPaは今回の取り組みについて、「PitPaは産学官との連携を一層強化し、教育機関と企業間の人材データの透明性担保と循環を促すことで、インターンシップのマッチング等を通じて学生の新たなキャリア形成機会を創出します。また、これらの機会を通じて企業の採用支援に貢献し、地方においては県内外の優秀な人材を集める求心力の向上を目指します」とコメントしています。

また、「従来の大学評価指標(研究・産学連携数等)に加えて、大学と企業の連携によって生み出された経済的・社会的価値を可視化することで“優秀な人材を育成する大学・企業”としてのブランディングを強化し、地域経済の活性化にも貢献して参ります」と述べ、今後の展開に対する意気込みを示しています。

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投稿者プロフィール

レイニー
レイニー
美容が好きな20代。貯金は美容にかけていることが多いです。
インコのザシアンと一緒に暮らしています。

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