楽天証券が1株から取引できる「かぶミニ」を発表
楽天証券は、2023年4月を目処に国内株式の単元未満株取引サービス「かぶミニ」を提供開始すると発表しました。
楽天証券は、楽天グループ傘下のオンライン専門証券会社。一般の株式投資をはじめ、楽天ポイントを活用した投資や、iDeCo、NISAといった制度の活用など、初心者でも利用しやすいよう間口を広くとっている点が特徴です。
総合口座数800万を誇る同社が今回、サービス拡充のために始めたのが、かぶミニ。その大きな特徴は、1株からの取引、いわゆる「単元未満株取引」ができることです。
2018年に全国の取引所で売買単位が統一されて以来、通常の株取引では一般的に100株単位が単元株数(取引の最低単位)となっています。従って、株価が1,000円であれば最低10万円からの取引しかできないことになります。
これに対し、一部のサービスで1株単位での取引を可能とするものも提供されていましたが、様々な制約が伴ったり、手数料が割高になったりすることが多くありました。かぶミニはこうしたハードルをできるだけクリアし、少額投資を希望する人たちに向けて用意されたサービスとなっています。
かぶミニの利用者は、国内の株式であれば1株から、数百円からの取引も可能。保有する株数に応じて配当を受けることもできます。さらに売買のタイミングを制約されずに行えるリアルタイム取引ができる仕様になっているため日計り取引(購入した銘柄を当日に売却、又は売却した銘柄を当日買い戻すこと)も可能。他社サービスと同様に前場寄付(午前中の取引(前場)の最初に成立する取引)の取引も選ぶことができるので、利用者の希望に沿ったスタイルで取引を進められます。
また、楽天証券ならではの強みとして、楽天ポイントが株取引に使えることも大きなメリットです。他にも、楽天銀行と連携した自動入出金(スイープ)機能や、使えば使うほどポイント還元や手数料減免といった機会が増える“ハッピープログラム”も適用されます。
近年は、金融機関の預金金利の低下もあって、資産運用の考え方も“お金を働かせる”という方向にシフトし、投資の人気が高まっています。同時にアセットアロケーション(分散投資)という考え方も定着してきており、小回りが利く投資方法が支持される中、こうした株取引の需要もさらに高まっていくことが考えられます。かぶミニは、まさにそうした市場のトレンドをキャッチしたサービスだといえるでしょう。
かぶミニは、サービス開始時点でリアルタイム取引では100銘柄、寄付取引1,000銘柄の取扱いを予定しており、今後さらに拡大する予定とのこと。楽天証券は「“資産づくりの伴走者”として、あらゆるお客様のニーズにお応えする魅力的な商品・サービスを提供することで、さらなる顧客基盤の拡大を図るとともに、お客様の投資活動・資産形成に貢献してまいります」とメッセージ。今後も顧客ニーズに応えていく姿勢を表明しています。
投稿者プロフィール
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美容が好きな20代。貯金は美容にかけていることが多いです。
インコのザシアンと一緒に暮らしています。
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