学歴・活動歴の“証明トークン”をNFTで発行「Q」リリース
デジタル人材育成事業を展開するスタディメーターが、学習歴や社会での活躍歴など、さまざまな証明情報を「証明トークン」と呼ばれるNFTとして発行し、ブロックチェーンに記録できるサービス「Q」を公開しました。
スタディメーターは、「あなたを、未来への一歩に導く」をミッションに、デジタル人材育成やオンライン学習サービスの企画・開発事業を展開する企業。プログラミング学習サイト「Codiary」、SDGsとITを学べるオンライン学習教材サイト「未来技術推進検定」などを運営しています。
今回、公開されたQは、学校の卒業証明や検定の合格証明のほか、講座の履修歴やボランティアへの参加歴など、さまざまな証明情報を「証明トークン」と呼ばれるNFTとして発行し、ブロックチェーンに記録できるサービス。ブロックチェーンに関する知識や開発技術がなくても、証明トークンを発行したり、受け取った証明トークンの一覧を表示することができます。
同サービスは学歴・保有資格・就職歴だけでなく、日常的な学習履歴・家庭や地域における活躍・仕事内外でのチャレンジなど、継続的な経験の積み重ねを証明トークンとして可視化し、入学や就職の場面での活用を目的としているそう。
Qは、暗号資産(仮想通貨)ウォレットMetaMaskがインストールされたPCで利用可能。証明トークンの発行にはイーサリアム(ETH)が必要で、ガス代と呼ばれる手数料が発生します。証明トークンの受け取りは無料です。
なお、イーサリアムのテスト環境である「Goerliテストネット」に対応しており、イーサリアムを保有していなくても試験的に証明トークンの発行ができるとのこと。
Qはプラットフォーム化せず、証明トークンの技術仕様を公開していることが特徴で、ブロックチェーン技術者・企業であれば関連するアプリやサービスを開発することが可能。今後は証明トークン発行者の認証やトークン規格の整備に加え、証明トークンの仕組みを広めるためのDAO(※)設立も予定しているそうです。
※分散型自律組織(Decentralized Autonomous Organization)の略。中央で意思決定をする人や機関が存在せず、組織内のメンバー、一人ひとりによって自律的に運営される組織のこと
スタディメーターはQの公開にあたり、「Qを利用することで、従来の卒業証や合格証などの証明書を証明トークンで代替して管理しやすくなることはもちろん、学校での日常的な成績や、オンライン学習・セミナーの受講歴、仕事の評価、ボランティア参加歴、友達・同僚同士での小さな感謝など、さまざまな活動を経歴情報として蓄積できるようになります。このコンセプトを広め、挑戦や経験が評価される文化を生み出し、人々が互いに承認し合う世の中をつくることが、Qの目指すビジョンです」とコメントしています。
Q
https://q-web3.com
投稿者プロフィール
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美容が好きな20代。貯金は美容にかけていることが多いです。
インコのザシアンと一緒に暮らしています。
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