NFT&実物を組み合わせた新たなマーケットプレイス「PhygitalX」
暗号資産(仮想通貨)やブロックチェーンに関するプロダクト開発を手がけるBacoor.dAppsが、新たなNFTマーケットプレイス「PhygitalX(フィジタルエックス)」をローンチしました。
Bacoor.dAppsは、イーサリアム(ETH)用のウォレットアプリ「HB Wallet」の開発と提供をはじめ、ブロックチェーンやスマートコントラクトを活用したさまざまなアプリケーションの開発、運用を手がけている企業です。
今回Bacoor.dAppsがローンチを発表したPhygitalXは、フィジタルNFTの作成および販売を行うマーケットプレイスです。
フィジタルとは、フィジカル(Physical)とデジタル(Digital)をかけ合わせた造語で、リアル世界とデジタル世界を融合させる概念のこと。NFTを組み合わせることで、物理的な要素とデジタル要素を兼ね備えた体験をユーザーに届けることができるとされています。
PhygitalXでは、NFTに関する専門的な知識がなくても、実物商品さえあれば、それに紐づいたNFTを制作、販売できることが特徴で、NFT化するためのデザイン制作からオーダーが可能です。
購入者はNFTに紐づいた実物商品を受け取るための配送先を入力し、発送リクエストを行うことができます。配送先情報はNFTの保有者のみ記入することができ、第三者は閲覧できない仕組みを採用しているため、取引の安全性を担保しているとのこと。
また、実物商品と紐づいたNFTを二次流通させることもできます。ただし、実物商品を発送リクエストできるのは1回のみで、一度発送リクエストを行ったものは、NFTとしての二次流通のみ可能となっています。
さらに、実物商品の発送リクエストタイミングを設定することもできます。例えば、時間の経過とともに価値が上がる年代物や、長期間の保存が必要なもの、完成前のプロダクトなどをNFTとして販売し、適切なタイミングで実物商品を発送することが可能になります。具体的には、長期熟成で円熟味を増すお酒や、デザイン制作時点のアパレルなどをNFTと紐づけて販売するといった方法です。
ほかには、出品者が指定した特定の暗号資産ではなく、ユーザーが保有する任意の暗号資産でNFTを購入できることも特徴です。PhygitalXはドルと連動したステーブルコインであるUSDCの価格が設定されており、ユーザーが暗号資産を選択すると、購入時USDCにスワップされる仕組みになっています。
第1弾ではレトルトカレーと紐づいたNFTを販売
PhygitalXの第1弾フィジタルNFTとして、ブロックチェーンゲームに特化したNFTローンチパッド「Zaif INO」がNFTカレーを販売しました。同NFTはカレーがモチーフのNFTアートに実物商品としてレトルトカレーが紐づいており、NFTの保有者は提供可能時期以降に、任意のタイミングでレトルトカレーの発送リクエストを行うことができるというものです。
Bacoor.dAppsはPhygitalXのリリースにあたり、「PhygitalXは弊社が取得した複数の特許技術を活用して構築されており、NFTの新たなスタンダードを提供します。この革新的なプラットフォームにより、新しいマーケットが開かれ、NFTの可能性がより一層広がることで、日常の中の体験価値を高めてまいります」とコメント。新サービスにかける意気込みを示しています
PhygitalX
https://phygitalx.io/
投稿者プロフィール
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美容が好きな20代。貯金は美容にかけていることが多いです。
インコのザシアンと一緒に暮らしています。
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