コロナ禍で需要増。ペイパル、2Qは予想上回る結果に
アメリカの電子決済サービス大手のペイパルは、2021年2Qの決算発表を行いました。2Qの利益は予想を上回る結果となりましたが、3Qの見通しは市場予想を下回る結果となっています。また決算発表で、仮想通貨やDeFIといった暗号資産に関するコメントを発表しています。
利益は市場予想を上回るも、来期見通しに下落
2Q決算の発表によると、新型コロナウイルスによるコロナ禍で電子決済の需要が高まり、同社の利益は市場予想を上回る結果となりました。決済処理額は対前年同期比で約40%増となる約3千100億ドル。巣ごもり需要に対して、世界的にもネット通販の利用増と、企業側が電子決済、ならびにECへの移行などが相次いだことから売上増となった模様です。それにともなってアクティブユーザーは1千140万人増加したとのこと。
一方で、電子二次流通市場で世界最大の利用者を誇る米イーベイが、決済システムをペイパルから独自システムに移行させることに伴って、21年12月期通期で14億ドル分の減収要因になるとのことで、3Qの利益見通しは市場予想を下回る予測となり、株価は時間外取引で下落する結果となりました。
仮想通貨への意欲、DeFIについてのコメントも
ダン・シュルマンCEOの発表によると、サードパーティのウォレットに暗号資産を送る機能や、納税のためのシームレスなプロセスの開発に取り組んでいるとのこと。さらに来月にもイギリスで仮想通貨の取引サービスを開始したいと意欲をみせました。
誰もが自由に保有する資産を選びアクセスすることを可能にする分散型金融(DeFi)に関して、シェルマン氏は、ペイパルが次世代の金融システムの中でどのようになるべきかを模索中だとし、スマートコントラクトや分散型アプリをペイパルのプラットフォームに統合する方法を検討しているとコメントを残しています。
投稿者プロフィール
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美容が好きな20代。貯金は美容にかけていることが多いです。
インコのザシアンと一緒に暮らしています。
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