スキルや知識をNFTで発行・売買「PARKET」
個人のスキルや知識を活用したNFT発行プラットフォーム「PARKET(パーケット)」のアルファ版を、Web3企業のChainCraftが発表しました。
ChainCraftは、「未来の“あたりまえ”をつくる」をミッションに、2023年2月に設立されたWeb3企業です。自社サービスPARKETの開発・運営以外に、Web3領域の事業開発・企画支援事業を展開しています。
今回アルファ版が発表されたPARKETは、“その人ならではのできること”をNFTとして発行・流通できるプラットフォームです。例えば、「30分間相談できる権利」「歌をつくってもらえる権利」など、個人のスキルや知識を活用したNFTを発行し、売買することができます。
アルファ版では、限定されたユーザーのみNFTを発行可能。決済方法は、暗号資産(仮想通貨)のステーブルコイン「USDC」とクレジットカードに対応予定。アルファ版公開にともない、公式サイトには複数の出品者によるNFTが発行されています。
PARKETでは、オンラインで本人確認を行うKYC認証に対応していることが特徴のひとつ。これにより、出品者の身元確認をしたうえでNFTが発行され、さらにスマートコントラクトで取引保全(権利履行後に初めて売上が反映)を実施するため、安全・安心な取引を行うことができるそうです。
購入したNFTは、OpenSeaなどのマーケットプレイスで売買することが可能で、出品者には二次流通の売買額の一部が手数料(クリエイターフィー)として還元されます。また売買以外に、他のユーザーへ譲渡することもできます。
さらにオプションとして、購入後にNFTの内容がわかる「リビール機能」という販売方法と、NFT購入者に限定特典を提供できる「エアドロップ」を選択できることも特徴です。リビール機能を使用すると、「ランチができる権利」「Zoomができる権利」「ビデオレターを作成する権利」をセットにして、中身が見えない福袋形式でNFTを販売することができるとのこと。
ChainCraftはPARKETのアルファ版ローンチにあたり、「ブロックチェーンやNFTを始めとするWeb3技術は大きな可能性を秘めていると信じています。証券化の容易さ・流動性の高さなど様々な利点を持ったWeb3によって、既存のビジネスや人々の生活は大きく変わろうとしています」としたうえで、「ChainCraftはそのような理念から、PARKETのようにWeb3の特徴を活かしつつ、幅広い個人にWeb3を使っていただけるプロダクトを開発したいと考えています」とコメントしています。
Webサービスではスキルや知識を販売できる「スキルマーケット」が普及しており、多くのユーザーが利用しています。PARKETは、NFTを活用したスキルマーケットといえるでしょう。今後どのような展開を見せるか要注目です。
PARKET
https://www.parket.jp/
投稿者プロフィール
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美容が好きな20代。貯金は美容にかけていることが多いです。
インコのザシアンと一緒に暮らしています。
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