埼玉県横瀬町がNFTアート売上でまちづくりへ「Open Town Yokoze」発表

クラウドファンディングサービス「Open Town(オープンタウン)」を運営する株式会社奇兵隊は、Open Townプロジェクトの第三弾として、埼玉県秩父郡横瀬町と連携し「Open Town Yokoze(オープンタウン・ヨコゼ)」を開始すると発表しました。

奇兵隊は、Web3型クラウドファンディングサービス「Open Town」を運営している企業です。「Open Town」では、世界各国でその地域で暮らす住民と、NFTの保有者とが共創して「自律したまち」を作ることを目指し、課題解決を目指す地域のNGOや自治体、企業などが主体となってプロジェクトを運営。地域独自のコレクティブNFTアートを制作・全世界に向けて販売することで、クラウドファンディングのように資金を集めます。2月には第1弾としてウガンダ共和国のカルング村、10月からはインドネシア共和国のロンボク島で第2弾のプロジェクトを開始しています。

今回、Open Townプロジェクトの第3弾となった横瀬町は、埼玉県西部・秩父地方の南東部に位置し、人口は約7,800人。豊かな自然に恵まれ、歴史的な文化遺産も多くあることから、首都近郊の観光地として親しまれています。様々な新しい取り組みにもチャレンジしていることでも知られ、町内外から募集したプロジェクトのアイデアを実際に横瀬町をフィールドとして社会実装・実験できる仕組みを提供している官民連携プラットフォーム事業「よこらぼ」や、多様性を尊重した「カラフルタウン」の取り組みが注目されています。

横瀬町は他の中山間地域と同様に、教育分野において、都市部との間に、機会や情報格差があるという問題があり、また消滅可能性都市の一つでもあることから、町の未来を変えるための様々な挑戦を必要としている現状があります。

今回のプロジェクトは、「Open Town Yokoze(オープンタウン・ヨコゼ)」と命名され、横瀬町の特徴を活かしたNFTアートを全世界に向けて販売し、その売上収益を使って継続的に自律的なまちづくりを進めていくもの。横瀬町の特徴を活かしたNFTアートは、横瀬町出身のイラストレーター若林夏氏によって制作される予定となっています。

若林夏氏の作品『PM:2:00』

また最初のNFTセールの売上収益は、横瀬町に住む学生(小学生から大学生)や、すべてのNFT保有者を対象に、Web3に関して幅広い知識を学べる場を提供する「Web3寺子屋(仮称)」の設立に活用予定。横瀬町は「横瀬町に生まれ育ち住み続ける人々と、世界中のNFT保有者とが共に学び合い、生まれ育った場所に関係なくグローバルに活躍できる可能性を享受できる機会を創出することを目指す」としています。

奇兵隊CEO 阿部遼介氏は「奇兵隊が進めてきたOpen Townの国内初のプロジェクト、そして官民連携のプロジェクトとして、横瀬町と取り組んでいくことが決まりとてもうれしく思います。Web3は私たちの生活にも変革をもたらす可能性を秘めていると思います。横瀬町の特徴を活かしたNFTアートを全世界に向けて販売し、その売上収益を使って自律的なまちづくりを進めていくことで、横瀬町がより魅力的で住みやすいまちとなるよう、少しでも奇兵隊として協力することができれば幸いです」とコメント。

また横瀬町の富田能成町長は、「国内初となるこのOpen Townプロジェクトは、『よこらぼ』を通じて100を超えるプロジェクトを実施してきた当町が、はじめて、国境を越えて直接世界と繋がることになる、とてもチャレンジングなプロジェクトです。新たな教育機会の創出、地域アーティストの発掘及び活躍場の拡大、町予算に頼らない自律的な町づくりへの展開など、この町に新たな価値をもたらすプロジェクトとして大きな期待をしています」と述べています。

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投稿者プロフィール

レイニー
レイニー
美容が好きな20代。貯金は美容にかけていることが多いです。
インコのザシアンと一緒に暮らしています。

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