HINATAとokbaseが業務連携。NFTで転売業者の買い占め防止の実証実験
NFTマーケットプレイスHINATA(ヒナタ)が、デザイナーズトイマーケットokbaseを運営するオープンキッズベース(以下、OKB)と業務連携を発表。okbaseが販売するソフビフィギュアに、HINATAが発行したNFTカードを付属させることで、保有者情報を取得・追跡し転売業者の買い占め防止を狙う実証実験を開始しました。
HINATAは、株式会社FUWARIが運営する国内発のNFTマーケットプレイスです。「全てのクリエイターに陽の光を」をミッションに、ID・パスワードによるユーザー登録、クレジットカード・PayPal決済の導入、NFT発行時にかかるガス代と呼ばれる手数料が不要など、NFTや暗号資産(仮想通貨)に馴染みがない人でも利用しやすいことが特徴です。
HINATAと業務連携をするOKBは、アートクリエイターのものづくりから海外販売、プロモーションまで一貫してサポートする企業です。ソフビフィギュアやガレージキットなど、キャラクター雑貨を販売するデザイナーズトイマーケットokbaseを運営しています。
今回発表された実証実験は、okbaseが販売する非デジタル商材のソフビフィギュアに、HINATAが発行したNFT付き限定コレクションカード「okbase character card」を付属することで、保有者情報を取得・追跡するもの。所有者情報を追跡できることで、転売防止・抑制に繋げるのが狙いです。
第1弾では、デザイナーのクマコロ氏が制作した寿司の擬獣化作品「スシニギリス」の1/1ソフビフィギュアを販売。全4種類のソフビフィギュアに対し、デザインの異なる描き下ろしのイラストカードがokbase販売特典として付属します。
イラストカードはコレクションするだけでなく、QRコードを読み込むことでイラストのNFTも入手可能。入手したNFTは、HINATAのマイコレクション内で確認することができます。
HINATAは今回の取り組みについて、「生産数が限られた商品を販売するとき、ついて回るのが転売問題。OKB社がサービスを提供する玩具ホビー業界でも、転売ヤーの商品買い占め対応にメーカーや個人クリエイターが追われており、業界全体の大きな問題となっています」としたうえで、「本プロダクトによる転売対策はまだ試験段階のものではありますが、リアルとデジタルの融合、そしてNFTを合わせた方策を進化させ、様々なプロダクトに対応できる形を模索してまいります」と述べています。
またOKBは、「私たちが防ぎたいのは“悪質な転売”であり、一度購入した商品を次の方に譲る・売る行為を完全に否定するものではありません。NFTは保有者履歴がすべて見れて、かつ改ざんが難しいとされています。もし“どれか一つでも欠けた状態になってしまうと理論上の商品価値が下がる”という理解が一般化した際には、二次流通時にNFTとセットでの販売が求められるようになり、悪質な転売ヤーが特定・追跡可能になるのではないかと考えています」とコメントしています。
Hinata NFT
https://hinata-nft.com
投稿者プロフィール
-
美容が好きな20代。貯金は美容にかけていることが多いです。
インコのザシアンと一緒に暮らしています。
最新の投稿
- NFT2024年2月7日博報堂とJAL「KOKYO NFT」実証実験第2弾を発表
- NFT2024年2月7日ワールド・コラボ・ジャパン「寺社支援型NFT PASS」を発売
- NFT2024年2月6日チケミー、海外向け電子チケット販売「TicketMe 海外販売」事前登録開始
- NFT2024年2月6日クリプトエ、NFTマーケティング・プラットフォーム「MintMonster」発表
コメントを送信