コインチェック、「OASIS」などマネックスクリプトバンクに譲渡へ
暗号資産(仮想通貨)取引所を運営するコインチェックが、「OASIS」をはじめとするメタバース事業を今年10月2日付けでマネックスクリプトバンク(MCB)に譲渡すると発表しました。コインチェックとMCBは、ともにマネックスグループ社を持株会社とする兄弟会社です。
コインチェックは、暗号資産取引所「Coincheck」および「Coincheckでんき」、上場企業向けバーチャル株主総会支援サービス「Sharely」などの開発・運営を行っている企業です。
同社は2022年1月、メタバースプロジェクトOASISを開始。「豊かな自分に変化するためのきっかけや新たな出会いの場を創出する」をビジョンに掲げ、ストーリーや体験を提供する“メタバース×NFT”のコミュニティを運営しています。
また、コミュニティアクセスパスとなるNFTコレクション「OASIS COMMUNITY PASS NFT(OCP)」を発行し、OASIS TOKYO、OASIS KYOTO、OASIS MARSなど、コンセプトの異なる複数のメタバース都市を開発しています。
今回コインチェックが発表した今年10月2日付けの事業譲渡により、OASISの運営およびNFTコレクションOCPの発行体がMCBに移管されます。
MCBは、暗号資産やブロックチェーンサービスに関する調査、研究、企画、開発およびコンサルティングを提供する企業です。暗号資産・Web3・ブロックチェーンに関するニュースレターやリサーチ、相場展望の配信のほか、ビットコインがもらえるニュースアプリ「Cheeese」を運営しています。
なお、コインチェックとMCBは、ともにマネックスグループ社を持株会社とする兄弟会社です。
コインチェックによると、OASISは2022年1月の開始以来、バーチャルファッションショーや音楽ライブの実施など、多くの著名人や企業とのコラボレーションを進めており、独自に立ち上げたDiscordのコミュニティには約6,000人が参加し、交流しています。
このコミュニティ運営のさらなる発展を目指し、マネックスグループ内でWeb3に関するリサーチなどを行っているMCBを中心にメタバース事業を推進するため、譲渡を行うことになったとのことです。
事業譲渡についてOASISOASISエグゼクティブアドバイザーの天羽健介氏は、「コインチェックおよびMCBが属するマネックスグループは“生涯バランスシートの最良化”を目指しており、金融サービスだけではなく教育や健康に関する事業等も展開しています。人生を豊かにするためのきっかけを創出するコミュニティとして生まれたOASISの活動や取り組みは、MCBへの移管後も変わることなく、トークンホルダーとの共創を繰り返しながら進化させていきたいと考えています」とコメント。
また、MCB代表取締役の万代惇史氏は「マネックスグループ内の兄弟会社であるコインチェックとも引き続き密に連携しつつ、MCB内においてはWeb3リサーチとOASISプロジェクト運営の相乗効果を生み出すことで、OASISプロジェクトの成長と新たなweb3体験の提供を加速してまいりたいと思います」と述べており、事業譲渡後の意気込みを示しています。
投稿者プロフィール
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美容が好きな20代。貯金は美容にかけていることが多いです。
インコのザシアンと一緒に暮らしています。
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