コスメブランドNYXとThe Sandboxが提携。NFTアバターを販売開始
化粧品大手ロレアルグループのコスメブランドNYX Professional Makeup(ニックス プロフェッショナル メイクアップ、以下NYX)が、NFTゲーム「The Sandbox」との提携を発表。The Sandboxで使用できる8,430点のNFTアバターを販売開始しました。
NYXは、ロレアルグループに属するアメリカのコスメブランド。韓国系アメリカ人のToni Ko氏によって1999年に設立され、「ドラッグストアの販売価格で買える百貨店の美容品」を作ることを目的に立ち上げた「NYX Cosmetics(ニックス・コスメティクス)」が前身の会社です。世界約70か国以上で製品が販売されていますが、残念ながら日本では数回ブランド展開されましたが、2020年以降は撤退したままです。
社名のNYXは、ギリシャ神話に登場する夜の女神ニュクスからつけられたのだそう。冥王星の衛星ニクスおよび小惑星帯の小惑星ニュクスも同じく女神ニュクスからつけられています。
The Sandboxは、全世界で4,000万ダウンロードを突破する人気ブロックチェーンゲーム。ユーザーはメタバースと呼ばれる仮想空間上にLAND(ゲーム内の土地)を購入・レンタルすることで、オリジナルのアバターやアイテムを作成し、プレイすることができます。最近では、LANDが高額で取引されるケースが相次ぎ、あらたな資産運用先としても注目を集めています。
今回発表されたThe SandboxのNYXの提携によるプロジェクトは、6月の「プライド月間」のサポートを目的としたもの。プライド月間とは、性的マイノリティの権利の啓発を目的としており、世界各国で啓発活動やイベントなどが実施される期間を指します。
6月17日に販売した8,430点のNFTアバターには、36以上の肌の色や民族の違い、義手など、多様性を示す要素が導入され、人工の84.3%がBIPOC(黒人、先住民、有色人種)コミュニティやLGBTQIA+の人々であるという多様性を表すメッセージになっているそう。販売収益は、ロサンゼルスLGBTセンターにすべて寄付される予定です。
NFTアバターの開発をしたのは、ブロックチェーンラボのPeople of Crypto(POC)。今回NYXは同ラボとの提携も発表しています。
POCの共同創設者Akbar Hamid氏は、「LGBTQIA+やその他のマイノリティに対する差別が高まっている現在の状況を考えると、すべての人を歓迎する安全なスペースを構築するのにこれほど重要な時期はありませんでした」と語り、「私たちの使命を共有するパートナーとしてNYXを迎えることを誇りに思います」とも述べました。
NYXのマーケティング責任者Vivianna Blanch氏は、「現実世界でメイクアップによる自己表現や芸術的な表現を遊びながら発展させていくことができるように、今ではこの新しいメタバースの世界でもそれができるようになりました。現実世界で行うのと同じように、想像力にあふれたルックを作ることができます」とコメントしています。
投稿者プロフィール
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美容が好きな20代。貯金は美容にかけていることが多いです。
インコのザシアンと一緒に暮らしています。
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