山形県西川町の公園命名権NFT、130万円で落札
NFTマーケット「HEXA(ヘキサ)」で行われていた山形県西川町にある公園の命名ができるネーミングライツのNFTオークションが、130万円で落札されたことがわかりました。
HEXAは、暗号資産や電子ウォレットが不要で、クレジットカード決済でPC・スマートフォンからNFTを購入できるNFTマーケットプレイスです。日本円によるNFTの発行や売買が可能で、これまでも会員制のNFTを販売できる会員権付きNFTやデジタル住民票NFTなど、日本初のさまざまなNFT発行スキームを提供しています。
このたび行われていたのは、実在する公園の命名権をNFT化してオークション販売するというもの。山形県西川町及び東武トップツアーズ株式会社と連携して実施され、公園の命名権NFTは、合計で47件の入札があり、130万円で落札されました。今回のネーミングライツオークションは、NFTを通じて地方創生を目指す取り組みの一環として注目されていました。
山形県西川町とHEXAの取り組みとしては、過去に関係人口創出を目的にデジタル住民票NFTの販売を行ったことがあります。デジタル住民票NFTは、町長も参加する西川町のオンラインコミュニティに参加することができ、地域の最新情報やイベント、特典情報などを盛り込んだニュースレター、町長からのメッセージ配信などがといった特典が用意され地方創生に関するWeb3の取り組みとして話題となっていました。
山形県中央部にある西川町は、出羽三山の月山と朝日連峰の朝日岳が南北に位置し、豪雪地帯で、清流日本一の寒河江川が流れ、観光名所となっている月山湖を中心に自然に恵まれた町です。また、国道112号や山形自動車道が通る交通の要所でもあります。
ネーミングライツ事業については、様々な自治体が公園や歩道橋、通りの名前などの事例がありますが、知名度があるところは価格が高く、一方で知名度が低かったり、人口が少なかったりするエリアのネーミングライツは1件も入札が入らないといった現状があります。しかし、人口約5千人の町と決して大きな町ではありませんので、130万円の落札額は異例といってもいいかもしれません。
オークションは9月1日から開始し、初日に14件の入札で101,000円まで値上がり。その後は徐々に値を上げ、最終日の9月10日に一気に値を上げ130万円という落札額となっています。
HEXAは「NFTの形で47件の入札、そして130万円という金額で落札されました。命名権NFTによって、多くの個人・法人が参加し、盛り上がるきっかけとなりました。今後も、様々な自治体が命名権NFTを通じて、町の関係人口・ファンを増やし、地域の盛り上がりに繋がっていくことを期待します」とコメントしています。
投稿者プロフィール
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美容が好きな20代。貯金は美容にかけていることが多いです。
インコのザシアンと一緒に暮らしています。
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