新LCCのトキエアが地方創生に向けたNFTを販売開始

LCC事業を手掛けるTOKI Aviation Capitalとグループ会社のトキエアは、航空ファンが集うコミュニティ「CLUB TOKI」を創設。同コミュニティに向けたNFTを販売すると発表しました。

TOKI Aviation Capital(以下、TAC)は、LCC地域ネットワーク航空の設立・運営サポートや、航空関連の人材派遣、マニュアル作成などのサービスを提供している会社。“空をもっと自由に。”というテーマを掲げ、国や自治体とも協力しながら地域間を結ぶ航空ビジネスを創出しています。こうした活動の背景には、現在の日本が抱えている課題があります。

少子化と超高齢化が進む日本では、国土の0.6%にすぎない東京に、国民の約3割が集中。この一極化がこのまま進んでいけば、多くの地方では過疎化がさらに深刻化し、地方経済の停滞を招き、それがひいては国全体の経済に悪影響を及ぼしかねません。これに対し、人の移動や流通を空のインフラで支援し、就航地を活性化させようとするのが同社の狙い。その活動の中で設立されたのが新潟を拠点とするトキエアで、2023年6月以降に就航予定です。

TACとトキエアの両者が、新たな出会いや交流を生み出して地域活性化を促進していこうとするのが、今回立ち上げられた「TOKI AIR NFTプロジェクト」。同プロジェクトでは航空ファンのコミュニティCLUB TOKIを設立し、NFTを通してコミュニティの深化と活性化を促していくのが狙いだとされています。

CLUB TOKIでは、NFTやDiscordを活用しつつコミュニティを運営し、国籍や人種、性別、年齢などを問わないオープンな環境の中で、世界中の人たちが航空事業に親しみ、飛行機に触れ合いながら、その結果として地方創生に貢献することが目的。
具体的には、“日本の空と飛行機”をモチーフにしたNFTが発行され、それを入手したユーザーは“NFT CREW”となり、飛行機をより楽しむことができる特典を受けられるようになります。

特典内容は、例えばトキエア初便搭乗券の優先購入権(抽選)や、就航前に実施される地上訓練への参加、TOKI CLUBにおける限定ルームへの招待やイベントの情報取得、個々のプロジェクトでの投票権など様々なものが用意されており、中にはキャプテンが機内アナウンスを行う際のコメント応募といったユニークなものも見られます。
さらに、ユーザーの所有欲を満たしてくれる仕掛けも用意されており、特別仕様のNFTアートが限定プレミアムNFTとして10枚のみ発行される予定。こうしたプレミアムNFTは今後も不定期で発行される予定です。

このTOKI AIR NFTプロジェクトは、CLUB TOKIの創設をスタートラインの第1フェーズとして、4段階のフェーズで構成されています。第2フェーズはNFTの発行で、2023年5月31日からの予定。第3フェーズはエアラインの新規就航と、それに合わせた各イベントの実施、新プロジェクトの立ち上げなど、リアルでの動きが活性化する見込みです。

そして第4フェーズでは、両社が目標としている地方創生の動きを推進。CLUB TOKIの活動も含めて地域資源を発掘し、飛行機で新潟に来訪する人々が地域を堪能できるよう、さまざまな取り組みを展開していくとのこと。地方を元気にするべく、地域活性化を空から応援するこのプロジェクトが今後どう成長していくのか、要注目です。

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投稿者プロフィール

レイニー
レイニー
美容が好きな20代。貯金は美容にかけていることが多いです。
インコのザシアンと一緒に暮らしています。

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