NFC内蔵のお守りからNFT取得「NFTag」黒田長政公四百年祭で
福岡県の光雲(てるも)神社が「黒田長政公四百年祭」開催に合わせて始動した「大水牛の兜」デジタル復刻プロジェクトで、Web3企業のPBADAOが開発するウォレットアプリ「NFTag」が提供されました。木製のお守りにスマートフォンをかざすと大水牛の兜のNFTを受け取ることができるという興味深い仕組みです。
PBADAOは、「Web3のチカラで、街と人をつなげる。」をミッションに掲げ、ブロックチェーンを活用したシステム開発や東京・代官山にあるNFTギャラリーの運営、NFTアーティストのマネジメントなどを行う企業です。
同社が開発する「NFTag」は、ユーザーが複雑な手続きなしで暗号資産(仮想通貨)ウォレットを発行でき、交通系ICと同様の「カードをかざす」というアクションでNFTを受け取ることが可能な、NFCを活用したウォレットアプリです。法定通貨でNFTを購入できることも特徴のひとつとなっています。
今回PBADAOの「NFTag」が提供された、「大水牛の兜」デジタル復刻プロジェクトは、光雲神社が黒田長政公四百年祭開催に合わせてスタートしたプロジェクトで、太平洋戦争の福岡大空襲で焼失した黒田長政愛用の大水牛の兜をPBADAOがNFT化し、NFTagを用いてデジタルお守りとして販売する取り組みです。
光雲神社は、筑前黒田藩の藩祖・黒田如水と初代藩主・長政の親子を祀るを祀る神社。福岡県福岡市中央区西公園内にあり、「日本の桜100選」に選ばれた桜の名所としても知られています。
また黒田長政公四百年祭は、光雲神社が黒田長政の没後400年を記念して10月7日に開催された周年祭。黒田家に代々伝わった剣術「柳生新陰流(やぎゅうしんかげりゅう)」の演武や木製の的を弓矢で射る武射(ぶしゃ)のほか、筑前琵琶(ちくぜんびわ)などが披露されました。
NFTagによるデジタルお守りは、物理的な木製カードお守りとセットで販売され、光雲神社社務所または光雲神社Webサイトのオンライン販売所で購入することができます。社務所は日本円の現金決済、オンライン販売所ではクレジットカードや銀行振込、各種電子決済などに対応し、価格は1点5,000円。
物理的な木製カードお守りにはNFCチップが内蔵されており、NFTagをインストールしたスマートフォンをかざすと大水牛の兜のNFTを受け取ることができます。売上は光雲神社の社殿の維持や境内整備に充てられ、福岡の歴史や文化を後世につなぐ資金として活用されるとのこと。
光雲神社は今回の取り組みについて、「黒田長政公四百年祭を迎えるこの年に昭和20年の戦災で焼失した大水牛の兜をデジタル復刻できますことは、光雲神社としましてもこの上ない喜びでございます」としたうえで、この木製カード御守りが将来的に地域振興の重要なツールとして発展的に活用されますことを望んでおります」とコメントしています。
四百年祭黒田武士まつり
https://www.terumojinja.com/kurodabushi-matsuri
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美容が好きな20代。貯金は美容にかけていることが多いです。
インコのザシアンと一緒に暮らしています。
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