ナショナルジオグラフィック、創刊135周年記念NFTコレクションを発表
雑紙「ナショナルジオグラフィック(NATIONAL GEOGRAPHIC)」を発行するナショナルジオグラフィック協会が、創刊135周年記念のNFTコレクション「GM: Daybreak Around the World」を発表しました。
ナショナルジオグラフィックは、アメリカの非営利団体ナショナルジオグラフィック協会が1888年に創刊した雑紙です。「イエローボーダー」と呼ばれる黄色い縁取りの表紙がトレードマークで、大自然の驚異や生き物の不思議、科学、世界各地の文化・歴史などをテーマに取り扱い、地球が丸いことを証明した写真や海中撮影の写真を最初に掲載した雑誌として知られ、世界180か国以上で850万人が定期購読しています。
2022年12月、ナショナルジオグラフィック協会はNFTマーケットプレイスSnowcrashとの提携を発表し、今年1月NFTに関連する商標申請をおこなっています。
弁護士であるMike Kondoudis氏のツイートによると、同協会がアメリカ特許商標庁に提出した商標登録の申請書には、ナショナルジオグラフィック協会およびNAT GEOという用語と、トレードマークであるイエローボーダーに関する記述があり、「動物、探検、科学などの描写を含むNFT認証済みメディア」「自然、時事問題、動物、科学、探検など、専門分野の描写を含むNFTで認証されたデジタルコレクション」「NFT認証の写真とアートワーク」で使用することを意図した内容になっていたとのことです。
今回発表されたGM: Daybreak Around the Worldは、ナショナルジオグラフィック創刊135周年記念のNFTコレクションで、ナショナルジオグラフィックの写真家が撮影したオーストラリアの日の出やエベレスト山頂の写真、デジタルアーティストがメタバース(仮想空間)で撮影した写真が含まれています。
同コレクションはNFTマーケットプレイスSnowcrashで販売され、発行数はナショナルジオグラフィックが創刊された1888年にちなみ1,888点となっており、価格は215MATIC(記事執筆時のレートで約26,000円)。暗号資産(仮想通貨)のほか、クレジットカードやデビットカード決済にも対応しています。
ナショナルジオグラフィックのファンから反発の声も
著名な写真家の作品を安価で購入できるため、NFTコレクターから好意的な意見が寄せられている一方、長年の歴史を持つナショナルジオグラフィックのファンからは「スターバックス(Starbucks)のようなサービスを期待していた」と否定的な意見もあります。
コーヒーチェーン大手スターバックスは、同社が提供する会員プログラム「スターバックス リワード(Starbucks Rewards)」のアメリカ会員と従業員を対象に、Web3体験サービス「スターバックス オデッセイ(Starbucks Odyssey)」ベータ版の提供を開始。
スターバックス オデッセイは、ジャーニースタンプと呼ばれるNFTやオデッセイポイントを獲得・購入することで、特典とWeb3体験を得ることができます。ジャーニースタンプNFTを収集すると、新しいWeb3体験にアクセスできるようになり、エスプレッソマティーニを作るバーチャル授業、限定グッズの入手や限定イベントへの招待など、さまざまな特典が含まれています。
投稿者プロフィール
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美容が好きな20代。貯金は美容にかけていることが多いです。
インコのザシアンと一緒に暮らしています。
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