ランボルギーニのVSR、NFT技術で部品認証のテストプログラム開始
イタリアの高級自動車メーカーのランボルギーニ(Lamborghini)がサポートするレーシングチーム「ヴィンチェンツォ・ソスピリ・レーシング(以下、VSR)」が、NFTプラットフォームを運営するGo2NFTと提携し、レーシングカー部品の認証をNFT技術で行うテストプログラムを実施すると発表しました。
VSRは、イタリアの元F1ドライバーであるヴィンセンツォ・ソスピリ(Vincenzo Sospiri)氏が設立したレーシングチーム。ランボルギーニのモータースポーツ部門「スクアドラ・コルセ」がサポートするチームであり、2022年シーズンは、日本人ドライバーの根本悠生氏がチームの一員としてヨーロッパの5か国を転戦する「ファナテック・GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ」、イタリア国内で開催される「イタリアGT選手権」に参戦することが決定しています。
Go2NFTは、IoTとブロックチェーンを組み合わせた領域の研究開発を行う企業。実在するモノを管理できるブロックチェーンプラットフォーム「Skey Network」を運営し、特にNFT技術を用いた認証に力を入れています。同社のNFT技術を導入することにより、Skey Network上で実在するモノの品質を監視し、保証することができるようになるそう。
今回発表されたテストプログラムは、VSRの部品管理システムに、Go2NFTのNFT技術を試験的に導入するというもの。これにより、レーシングカー部品の認証と監査をSkey Network上で行えるようになります。この技術はレーシングカー部品の認証以外にも拡張可能で、将来的にはその他の製品やオフィシャルグッズの認証にも用いられる可能性があるとのこと。
テストプログラムの発表にあたり、ヴィンセンツォ・ソスピリ氏は「私たちは、車両のパフォーマンスを監視するために、あらゆる部品を安全に認証・監査できるようにしなければなりません。Go2NFTおよびSkey Networkと協力して、当社の車両やその他の製品にNFT認証を導入し、最高水準の品質と管理を維持できることを嬉しく思います」と述べています。
また、Go2NFTの最高ブランディング責任者(CBO)であるボリス・エジシモント(Boris Ejsymont)氏は、「知的財産の保護を望むスーパーブランドにとって、部品の出所や説明責任、品質管理は重要な課題であり、NFT認証はブランドとそのファンにとってより信頼性と透明性を高めるのに役立つと確信しています」とコメントしています。
ランボルギーニは、2022年2月に同社初となるNFTコレクション「Lamborghini NFT Space Time Memory」を発表。ランボルギーニを描いたデジタルアートと物理アートの「Space Key」がペアになる形で構成され、5つをオークション形式で販売すると、合計65万ドル(当時のレートで約8,800万円)を超える売上を記録。
また、4月には生産終了となるスポーツカー「アヴェンタドール」の実車とNFTを販売。こちらもオークション形式で販売され、160万ドル(当時のレートで約2.1億円)で落札されています。
投稿者プロフィール
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美容が好きな20代。貯金は美容にかけていることが多いです。
インコのザシアンと一緒に暮らしています。
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