JR九州、駅改札で「駅名標NFT」を無料配布
九州旅客鉄道(JR九州)が、「JR九州NFT」プロジェクトの取り組みとして、九州の10駅の駅名標を模したNFTコンテンツの無料配布を開始しました。
JR九州は、九州全島を営業区域とする鉄道会社です。旅客鉄道業のほか、駅ビル、ホテル、不動産、リゾート開発、旅行業などにも参画し、多角的な経営を行っています。
またJR九州NFTは、JR九州とシステム開発会社のPROが今年5月に開始したNFTプロジェクトです。NFTを活用することで、利用者との多様な接点を築くとともに、新しい価値や九州の楽しみ方を提案することを目指しています。
同プロジェクトは、日本発のパブリックブロックチェーンであるアスターネットワーク(Astar Network)を使用し、7月には独自のNFTマーケットプレイスをオープン。博多から長崎間を運行する特急用車両「かもめ」をモチーフにしたNFTコレクションを販売しました。
今回JR九州が発表したのは、九州の駅名標を模したNFTコンテンツの無料配布です。
対象となる駅は、福岡県の博多駅、香椎駅、黒崎駅、小倉駅、佐賀県の佐賀駅、長崎県の長崎駅、熊本県の熊本駅、大分県の大分駅、宮崎県の宮崎駅、鹿児島県の鹿児島中央駅の計10駅。配布期間は10月31日まで、配布開始時間は各駅の営業開始時刻からとなっています。
NFTは、各駅の改札口付近に設置されている取得用ポスターのQRコードを、スマートフォンで読み込むことで取得できます。なお、NFTの取得には、暗号資産(仮想通貨)ウォレットのMetamaskが必要です。
配布点数の上限はなく、10種類のNFTをすべて集めると、コンプリート特典として「スペシャルNFT」がプレゼントされるとのこと。スペシャルNFTのデザインや配布時期は、後日発表となっています。
Astar Networkのファウンダーである渡辺創太氏は今回の取り組みについて、「このようなユースケースを日本から世界に向けて打ち出す事がWeb3のマスアダプションに繋がる重要な一歩であることを噛み締めて、JR九州様との協業をこのような貴重な機会を通じて推進してまいります。今後もAstar Networkは日本・グローバルのWeb3ユースケース創出・Web3のマスアダプションに貢献してまいります」とコメント。
また、JR九州は「今年7月に開始したオンライン販売だけでは実現しなかった、“現地を訪れる”といった『実際のご利用』に対する記念、証明を可能にすることで、JR九州NFTは新しい体験価値をご提供できるツールとしてバージョンアップいたします。NFTに対し“難しそう”といったイメージをお持ちのお客さまも、この機会にぜひお気軽にNFTをご体験ください」と述べており、今後は配布、購入の両方で九州を楽しむツールとして、さまざまなコンテンツを提供するとしています。
JR九州NFT
https://nft.jrkyushu.co.jp/
投稿者プロフィール
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美容が好きな20代。貯金は美容にかけていることが多いです。
インコのザシアンと一緒に暮らしています。
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