ジオテクノロジーズ、位置情報を加えたNFT発売。地方創生・地域活性を狙う
地図制作会社のジオテクノロジーズが、地図アイコンNFTと、ポイ活アプリ「トリマ」のキャラクターをモチーフにしたNFTを発売しました。
ジオテクノロジーズは、1994年に設立した地図制作会社です。地図検索サイト「MapFan」の運営のほか、カーナビや法人向け地図データ・位置情報ソリューションの提供や、900万ダウンロードを突破した移動するだけでポイントが貯まるポイ活アプリ「トリマ」の運営をおこなっています。今年1月に、インクリメント・ピーからジオテクノロジーズに社名を変更しました。
今回発売されたのは、地図上のランドマークアイコンに位置情報を加えてNFT化した「GT Building Collection(ジーティー ビルディング コレクション)」と、ポイ活アプリ「トリマ」のキャラクターをNFT化した「TORIMARU Collection(トリマル コレクション)」の2つ。いずれもNFTマーケットプレイスOpenSeaにて販売しています。
GT Building Collectionは、「唯一無二の地図データを、あなたに」をコンセプトにしたNFTアート。第1弾として、大阪城や名古屋城など、日本各地にある14の城をドット絵で表現しています。
ジオテクノロジーズ最高経営責任者(CEO)の杉原博茂氏は、GT Building Collectionの発売にあたり、「緯度と経度があることでその城がどこにあるかわかり、それをデジタル的に処理してNFT化するというもの。位置情報が付いているNFTは、日本はもちろん世界でも出ていないと思います」と言います。
また杉原氏は「地図上の文化財のアイコンにNFTで価値を付与できれば、収入の一部を文化財保護に還元することも可能になります。また、各地での地方創生につながる可能性もあります」と文化財保護や地方創生などへの活用にも期待を寄せます。
また今回同社から発売されるもうひとつのNFTコレクション「TORIMARU Collection」は、ポイ活アプリ「トリマ」に登場するキャラクター「トリ丸」をモチーフにしたもの。トリ丸が身につけているファッションアイテムの一部は新規描き下ろしで、今までアプリには登場していない見た目のトリ丸になっています。
さらに、2022年冬にはトリマユーザーが参加できる、街を応援することをテーマに、地域へ訪問してNFTを獲得する「オリジナルIPコレクション“推し街NFT”(仮称)プロジェクト」も計画中とのこと。
ジオテクノロジーズの杉原氏は、「スタンプラリーのような感覚で、スタンプがNFTに置き換わると考えていただければわかりやすいと思います。地方自治体や団体から弊社にご相談いただいたら、アイコンやキャラクターをNFT化して、トリマユーザーが貯まったマイルポイントをNFTに交換できるというものです。街を起点とした遊び要素や、街に特化したコミュニティーを構築することで、インバウンド推進や地方創生、地域活性につながることを期待しています」と、こちらもGT Building Collectionと同様に、地方創生などへの活用をアピールしています。
各地方都市のメタバース化や、地域性を活かしたNFTアイテムなど、NFTを地方創生や地域活性に利用する例が増えてきていることからも、今後はこうしたなにか新たな付加価値を提供するNFTアイテムで差別化を図っていく必要があるのかもしれません。
投稿者プロフィール
-
美容が好きな20代。貯金は美容にかけていることが多いです。
インコのザシアンと一緒に暮らしています。
最新の投稿
- NFT2024年2月7日博報堂とJAL「KOKYO NFT」実証実験第2弾を発表
- NFT2024年2月7日ワールド・コラボ・ジャパン「寺社支援型NFT PASS」を発売
- NFT2024年2月6日チケミー、海外向け電子チケット販売「TicketMe 海外販売」事前登録開始
- NFT2024年2月6日クリプトエ、NFTマーケティング・プラットフォーム「MintMonster」発表
コメントを送信