ディオール、NFTで保有証明「B33スニーカー」発表
フランスのファッションブランド「ディオール(Dior)」が、NFTで保有が証明できるメンズシューズの新作コレクション「B33スニーカー」を発表しました。
ディオールは、1946年にフランスのファッションデザイナー、クリス・チャンディオール氏がパリで開設したファッションブランド。1950年代にニュールックやAラインなど、新しいシルエットを数多く発表したオートクチュールメゾンとして知られています。
また、同ブランドのメンズラインは、ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)を手がけていたキム・ジョーンズ氏が2019年春夏からクリエイティブディレクターに就任し、高い評価を受けています。
今回ディオールが発表したB33スニーカーは、同ブランドの2023年秋冬の新作コレクションで、ブロックチェーン上の保有証明やその他の限定サービスへのアクセス権を盛り込んだ商品です。スニーカーのデザインはキム・ジョーンズ氏が担当しており、限定エディションと通常モデルが展開されます。
限定エディションはモヘアとスエード素材を組み合わせており、価格は165,000円。シリアルナンバー入りの470足限定となっています。通常モデルはスエード素材で、価格は146,000円。どちらもNFTによるデジタル正規品証明書が付与されます。
ディオール公式サイトによると、「どちらのモデルも右足のソールの内側にNFCチップが内蔵され、専用のプラットフォームにアクセスすると、デジタル正規品証明書の取得やその他の限定サービスの利用が可能になる」とのこと。
なお、その他の限定サービスについて詳細はあきらかになっていませんが、同ブランドが運営するメタバースサービス「ディオール・メタバース(Dior Metaverse)」のアクセス権になることが予想されます。
ルイ・ヴィトンもNFTをリリース
ディオールの親会社であるLVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)も、傘下ブランドのルイ・ヴィトンからNFTプロジェクト「VIA」を発表しています。
ルイ・ヴィトンが今年6月にリリースしたNFT「VIA トレジャー・トランク」は、ブランド初となるデジタルトランクです。同ブランドの中で長い歴史を持つ旅行用トランクがベースになっており、「ユーザーに新たな旅の希望を抱かせる」がコンセプトの革新的なデザインが施されています。
VIA トレジャー・トランクは、物理的なオーダーメイドのトランクも付属し、抽選で選ばれた顧客のみ購入できるというもの。価格は39,000ユーロ(当時のレートで約615万円)で、201個限定で販売されました。また、個人間で二次流通による取引や譲渡はできず、元の保有者のみ1年間を通じて順次発売される限定商品や体験へのアクセスが可能になる特典が付与されています。
NFTプロジェクトVIAは第2弾もリリースが予定され、今年からルイ・ヴィトンのクリエイティブ・ディレクターに就任した音楽プロデューサーのファレル・ウィリアムス氏が手がけることが決定しています。デザイナーとして異色の経歴を持つ同士がどのような作品をつくるのか注目が集まっています。
投稿者プロフィール
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美容が好きな20代。貯金は美容にかけていることが多いです。
インコのザシアンと一緒に暮らしています。
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