SEC、暗号資産関連のETF承認。ビットコインETFは間もなくか
アメリカのSEC(証券取引委員会)が、暗号資産(仮想通貨)業界関連のETF(上場投資信託)を新たに承認したことがわかりました。
今回承認されたのは複数のETFで、ひとつはブロックチェーンとマイニングに関する企業がポートフォリオに組まれた「Invesco Alerian Galaxy Crypto Economy ETF」。もうひとつはブロックチェーンのリサーチおよび開発に関わる企業のパフォーマンスをトラッキングする「Invesco Alerian Galaxy Blockchain Users and Decentralized Commerce ETF」で、どちらも大手資産管理会社Invescoが仮想通貨投資企業Galaxy Digital および指数プロバイダーAlerianと提携し提供します。この2つのETFはポートフォリオの15%をビットコイン投資信託GBTCで運用するとのこと。
そしてもうひとつ、資産管理会社Volt Equityが提供する「Volt Crypto Industry Revolution and Tech ETF」も承認されました。こちらのETFは、マイクロストラテジー(MicroStrategy)のように内部留保の大半をビットコインで保有しているか、マラソン・デジタル・ホールディングス(Marathon Digital Holdings)のように暗号資産マイニングやマイニング機器の製造で利益を上げている企業をベースとしたETF。純資産の少なくとも80%は暗号資産関連株に、20%はリスクを相殺するために、より伝統的な企業の株式に投資されるとのことで、暗号資産(仮想通貨)を直接保有はしないとのこと。
今回はあくまでも暗号資産に関連した企業を組み込むETFですが、暗号資産関連のETFとしては、SECは10月末までにビットコインETFを承認する可能性が高いとも言われています。今回のETF承認は、暗号資産をベースとしたETF誕生に向けて、大きな前進と捉えてもいいかもしれません。
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