銚⼦電鉄、引退車両をNFTのデジタル模型で販売。3Dで精巧に再現
銚⼦電鉄でかつて運行していた車両「デハ1001」と「デハ1002」をデジタル上で精巧に再現したNFT付きのデジタル模型が発売されることがわかりました。
銚⼦電鉄(銚⼦電気鉄道)は、千葉県銚⼦市を⾛るローカル鉄道を運営する鉄道会社です。地方のローカル線がかかえる経営危機に直面し、自ら全国的に発信。鉄道事業以外に、以前から多くのファンを抱える「ぬれ煎餅」や、話題となった「まずい棒」の販売、さらには自主制作の映画など、様々な取り組みを行ったことでも話題を集め、注目を集めています。
今回発売されるのは、かつて銚子電鉄で運⾏し現在は引退した車両「デハ1001」と「デハ1002」を3Dモデリング技術をつかいNFT付きのデジタル模型として再現して、販売するもの。
デハ1001とデハ1002は、元営団地下鉄より譲り受けた⾞輌。共に営団地下鉄現役時代を復刻させようと塗装を変更し、デハと1001は元営団地下鉄・銀座線⾊にリニューアル、デハ1002は2011年まで「鉄⼦カラー」で運⾏したのち、営団地下鉄時代の塗装に復刻すべく丸の内分岐線⾊へ変更されました。デハ1001が2016年2月28日に、デハ1002が2015年1月10日に運行を終了し、引退しています。
今回発売されるデジタル模型は、3Dモデリング技術により⾞両そのものをデジタルフィギュア化。制作はNFT関連企業のDigittle (ディジタル)が担当。DIgittleは、主に「NFT」分野を専⾨に、社会実装の事例/課題のリサーチ・研究並びに、ソリューションサービスの開発、提供を⾏う会社で、3Dモデリングの技術を活かして、これまでも山口の国宝瑠璃光寺五重塔、三重県松阪市や広島県尾道市とのデジタルお土産の取り組みなど様々な展開をしています。
今回のデジタル模型「銚電の名⾞」は、⾞両図⾯をもとに実物の⾞両を精密に再現。拡⼤・全⽅位回転・上下左右の視点移動機能搭載で、外観だけでなく内装、たとえば中吊り広告や吊⾰など、 内装の細部まで専⽤アプリで閲覧することができます。
さらに、⽅向幕の回転アニメーションと、⾞両ドアの開閉もアニメーション再現されており、鉄道ファンにとっては垂涎ものの仕様となっています。また、デジタル模型の「背景カード」裏⾯には、⾞両の歴史や特徴について詳細に記載。その他、記念として受取⽇等の情報もアプリに記録されます。
最近は、鉄道会社によるNFT関連のリリースが続いています。今回の発表でも「銚⼦電鉄ファンの皆様はもちろん、全国の鉄道ファンの皆様にも、ぜひ体験していただきたいグッズです」とコメントされていますが、鉄道ファンからの嬉しい悲鳴が聞こえてきそうです。
投稿者プロフィール
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美容が好きな20代。貯金は美容にかけていることが多いです。
インコのザシアンと一緒に暮らしています。
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