CAICA DIGITAL、FUELHASH、DEAの3社がGameFiで業務提携へ
Web3関連企業のCAICA DIGITAL、FUELHASH、Digital Entertainment Asset Pte. Ltd.(以下DEA)の3社は、新たなGameFiビジネスの構築に向け業務提携をすると発表しました。
CAICA DIGITALは、ブロックチェーン開発に軸足を置き、IT、金融、Web3事業という3つのサービスを展開する企業。グループ企業のカイカエクスチェンジが運営する暗号資産交換所「Zaif」や、ブロックチェーンゲームに特化したNFTローンチパッド「Zaif INO」の運営でも知られています。
また、FUELHASHは、暗号資産のマイニングを行える「FUELMINING」や、暗号資産運用プラットフォーム「CRYPTOLENDING」などのサービスを提供する企業。ブロックチェーンやAIに関するソリューションの開発、再エネを活用した分散型データセンターの運営なども手掛けています。
もう1社のDEAは、GameFiプラットフォーム「PlayMining」を運営する企業。トレーディングカードバトルゲームの「JobTribes」や、農場を舞台にしたメダル落としゲーム「Lucky Farmer」のほか、同社のプロジェクト「Verse」では、漫画家の藤原カムイ氏がデザインを担当した「Fujiwara Kamui Verse ~Antiqua Reincarnation~」などもリリースするなど積極的にプロダクト展開をしています。
ちなみに、このPlayMiningで利用されている暗号資産「DEAPcoin(DEP)」は、2023年6月からZaifでも取扱いが開始されています。
この3社が業務提携契約を締結した背景には、GameFi市場の急成長があります。ゲームで稼げる「Play to Earn」を合言葉にGameFiの世界は急激に拡大しており、大手のゲームメーカーも参入を表明。2025年にはプレイ人口が2.4億人、市場規模は3兆円が見込まれており、注目度の高い市場となっています。
GameFiでは他にも「スカラーシップ制度」が注目されています。ゲームで使われているNFTを保有している人がプレイヤーに貸し出し、プレイヤーがゲームで獲得した収益をシェアする仕組みで、これが東南アジアなどの新興国で新たな収入源として支持され、現在拡大中。この制度は、日本においても障害者の就労支援、若者の自立支援などで活用する取り組みが進められています。
こうしたムーブメントをさらに盛り上げるために協業をスタートさせた3社。FUELHASHはPlayMining内に「FUELGUILD」というスカラーシップ制度を設けていることもあり、連携力は十分。今回から提携をスタートする領域はNFTやGameFiに関連するサービス、IPコンテンツ、共同マーケティング、およびゲームギルドビジネス事業に係る業務とされています。
3社の協業においては各社の役割も設定されており、Zaif INOではDEAの「PlayMining」NFTを販売し、そのNFTをFUELHASHのFUELGUILDで運用、さらにZaifアカウントへNFT運用収益を付与する、というものです。
今回の提携によって、3社は将来的にNFTの取引から運用、収益還元までをシームレスに実現するサービスに育てたいとしており、これによってNFT投資家がより手軽に資産運用を行える環境を提供しつつ、より多くのプレイヤーがゲームに参加できるようになる未来を目標にしているとのことです。
CAICA DIGITALの事業開発統括責任者であり、カイカエクスチェンジ取締役でもある池田英樹氏は、「今後、NFTとDeFiの統合が進み、メタバースでのNFTの活用がさらに進めば、仮想土地の所有権やバーチャルアイテムのトレードなど、多様な資産運用手段として人々の関心と参加が増え、更に市場は活性化すると考えている」とコメント。3社の連携によって、NFTやGameFiの世界をより豊かにしようとする意志を表明しています。
投稿者プロフィール
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美容が好きな20代。貯金は美容にかけていることが多いです。
インコのザシアンと一緒に暮らしています。
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