ゴルフ会員権の譲渡を簡素化。Benefy、NFT活用してデジタル化
デジタル会員証発行サービス「Benefy(ベネフィー)」を提供するPontechは、セブンハンドレッドが運営するゴルフ場「セブンハンドレッドクラブ」にて、デジタルゴルフ会員権の発行を開始したことを発表しました。
Pontechは、ブロックチェーン技術に特化した企業で、NFTを中心とした分散型アプリケーション(DApps)の開発に注力しています。
同社が提供するBenefyは、デジタル会員権や特典を簡単にNFTとして発行できるサービスです。このサービスを利用することで、運営者はNFTを通じて会員権の無効化や更新を行うことができ、ユーザーが保有する会員権の価値を管理することが可能です。
また、NFTの受け取りに条件を設定する機能があり、特定の合言葉を知る人のみに限定したり、アンケートへの回答を収集することもできます。ユーザーは暗号資産やウォレットを持たなくてもNFTを受け取ることができます。
今回発表されたのは、セブンハンドレッドが運営するセブンハンドレッドクラブのゴルフ会員権を、Benefyを通じてデジタルゴルフ会員権として発行する取り組みです。
セブンハンドレッドクラブは、栃木県さくら市早乙女にあるゴルフ場です。このゴルフ場は、和泉一介(いずみいっかい)氏によって設計され、約100万平方メートル(約30万坪)の広大な敷地に18ホールがレイアウトされています。最大高低差がわずか17メートルのフラットな地形が特徴で、コースは常に整備されており、プレーヤーにとってプレーしやすい環境が提供されています。
セブンハンドレッドによると、現在のゴルフ場で使用されているゴルフ会員権証書は主に紙ベースであり、そのため譲渡時に会員が会員権を紛失するリスクが高いことから、譲渡プロセスが複雑化しています。また、コロナ禍を機にゴルフを始めた若者が増加しているにもかかわらず、若者層の間ではゴルフ会員権についての認知度が低く、その取得が困難であると感じている人が多いようです。
これらの課題に対処するため、Benefyを導入することで、ゴルフ会員権の譲渡プロセスを簡素化し、同時に若者層の会員権取得のハードルを低減することを目指しているとのことです。
具体的には、Benefyを導入することにより、スマートフォンを使用してQRコードを読み込むだけでゴルフ場のチェックインが可能となります。また、会員権の譲渡も簡単に行うことができ、これにより手続きが簡素化され、ゴルフ場の業務負荷の軽減にもつながります。さらに、ゴルフウェアブランドやホテルなど他の事業者との連携を通じて、会員にさまざまな特典を提供することが可能になります。
セブンハンドレッドクラブは、今回の取り組みについて「このデジタル会員権を通して、ゴルフ業界や地域と連携を深めることでゴルフ場が地域に存在する意味を創りながら、会員に対してさらなるメリットを提供していきたいと考えています。また、ゴルフ会員権という資産のトークン化は、株式や債券、不動産、コモディティなどの現実の資産をトークン化してブロックチェーン上で取引・管理できるようにしようというRWA(Real World Assets)のトレンドに沿った重要なユースケースになると考えています」とコメントしています。
投稿者プロフィール
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美容が好きな20代。貯金は美容にかけていることが多いです。
インコのザシアンと一緒に暮らしています。
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