投資信託 つみたてはいくらから始めたらいい? NISAを使わない理由
投資信託で投資を始める事を考えた時に「いくらから始めるものなんだろう?」という漠然とした疑問が浮かんでくると思います。
いくら資金を用意すればいいかわからないときは不安ばかりが募るので、なかなか最初の投資に踏み出しづらいものです。
今回はその疑問を解消し、一旦どのように投資への金額感をとらえるべきかについての疑問に答えていきます。
また、初年度にNISAを使わない方がいい理由についても記載していきますので、投資を始める前段階の方の参考になさってください。
10000円から積み立てを始める
投資信託への投資は、証券会社のシステムにもよりますが基本100円~の買い付けがほとんどです。
広告などでも『100円から始める積み立て。』の様なものがありますが、1回の入金で使われる単位は100円という単位が比較的浸透しています。
ですから、投資を始めるという意味では証券口座を開き取引手数料などを除き100円から始めることができるとも言えます。
しかし、本記事では1回あたり1万円から以上からの投資をおすすめしています。
投資、特に個別株ではなく投資信託の買い付けは、基本的にどこかの株価全体もしくは一部やゴールドなどの価格と連動しています。
投資信託はリスク分散型の投資というのが基本なので、複数の銘柄を詰め合わせてリスクを分散しているわけです。
分散先の数が増えれば増えるほど10%などの超大幅な変動は持たずに、大きくても1日上下2%程度という変動幅になります。
ここで重要なのは多くても一桁%の動きしかないということです。
話を投資額本体に戻すと投資額100円の場合は1%未満の値動きでは増えたか減ったかという答えがわかりません。
しかし、最低1万円の投資と決めておけば1%未満の値動きでも計算には含まれてきます。
「あ、今日は10円増えたみたい」というように、の日の信託の最終評価額にちゃんと反映されていると理解できればお金が増えているという実感がわきますよね。
これは大きな違いです。
また、1万円という枠を生活から切り出して考えるようになるため、自然に自分のお金の流れを把握するようになります。
投資を始める上で生活費の見直し、浪費癖の発見などは重要な要素となりますので、是非そちらも意識してみましょう。
はじめての投資でNISAをおすすめしない理由
投資を始める時に『資金余力が足りない場合』NISA枠を開設することはお勧めしません。
理由は『枠がもったいないから』と考えてください。
そもそもNISA枠の開設は後からいつでもできるので、初心者の年に焦ってやらない方がいいという理由を説明していきます。
まず、NISAは国が施行する投資に対する非課税施策です。
すごく簡単に説明すると、投資をする際に『出た利益を課税対象から外してくれる制度』の事。
非課税策の適用条件は
- NISA対応の証券会社(証券口座)を選びNISAに申し込むこと
- NISAの買い付け適用枠から、買い付けを行うこと
となります。
これで、NISAの恩恵を受けることができますが、一般NISAでもつみたてNISAでも年間のNISA枠と呼ばれる条件が設定されています。
例えば積み立てNISAの現行制度では、20年分・年間40万円の非課税枠というのがあります。
この枠は固定で、つみたてNISAを使う限り変更することができません。
例えば前年20万円までしか枠を使っていないので、翌年に60万円の枠として使いたいといった繰り越し的なシステムではないのです。
もし、投資を始めた時につみたてへの入金余力が足りなければ使わなかった分だけNISA枠を浪費してしまいます。
ですから、NISAを始めるタイミングと投資全体への取り組みを始めるタイミングが必ずしも同じである必要はないということです。
また、概要についてはこちらの記事で詳しい取り扱いがありますので合わせてご確認ください。
個別株が初心者に勧められない理由
ここで個別株が初心者に勧められない理由を考えていきます。
日本の株式市場では低位は数十円~上は数万円までの株価でにぎわっていますが、その買い付けは1単元100株というのが基本です。
つまり、買い付けを行うのに際してその株価の100倍の資金が必要となります。
例えば東証でもTOP5に名を連ねるファーストリテイリングは2021年の基本的な株価が7万円台の超大物。
この銘柄を買い付けしようとすると、実に700万円以上のお金が必要になります。
つまり、個別株の投資を始めるのは信託への投資を始めるのよりも非常に敷居が高いわけです。
当然数万円で買い付けられる銘柄でも有名な企業はいくらでもありますが、値動きが細かすぎて投資しているという実感はほとんど湧きません。
また、個別株への投資だと知らないうちに投資元本よりも下がっていたという事態も多くあります。
全世界株式などの投資信託であればこういった諸問題を解消し、世界的な不況が来ない限りは基本的に上向きの動きをしますので、見ていてとても安心ができます。
こうした事実からも投資の入り口としては投資信託へ、まずは手の届く範囲からというのが推奨されているのです。
個別株投資の資金の考え方についてはこちらの記事でも特集しています。
投資初心者の目安は年12万
投資初心者はまず確実な値動きと成果を楽しむために月1万円、年間12万円の積み立て投資を目指しましょう。
もちろんもっと小額から始めてもいいのですが、管理の手間を含めた適度な放置や実際の増えている実感などはやはりある程度の金額が必要です。
投資をする前にはしっかり種銭を溜めろと言われることもあります。
必要な金額をキッチリ把握したうえで、生活に支障のない範囲から徐々に投資の世界に足を踏み出していきましょう。
投稿者プロフィール
-
美容が好きな20代。貯金は美容にかけていることが多いです。
インコのザシアンと一緒に暮らしています。
最新の投稿
- NFT2024年2月7日博報堂とJAL「KOKYO NFT」実証実験第2弾を発表
- NFT2024年2月7日ワールド・コラボ・ジャパン「寺社支援型NFT PASS」を発売
- NFT2024年2月6日チケミー、海外向け電子チケット販売「TicketMe 海外販売」事前登録開始
- NFT2024年2月6日クリプトエ、NFTマーケティング・プラットフォーム「MintMonster」発表
コメントを送信